こんな鯖寿司見たことない! 京都・宇治茶界の重鎮が愛した鯖寿司の見た目に「割合おかしい!」とスタジオ騒然

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若手漫才コンビ「はるかぜに告ぐ」の一色といろ&とんずが街を知り尽くす“ヌシ”を探し、そのヌシが愛する究極グルメを発掘するガチ企画『ヌシノメシ』。今回は関西屈指のお茶の街・京都府宇治市でヌシを探した。宇治のヌシはまさに重鎮といえる人物だった!!

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JR宇治駅前からさっそくヌシ探しをスタート……と思いきや、やっぱりいつも通り“情報収集の前の腹ごしらえ”。宇治といえば宇治抹茶ということで、駅の近くに店を構える創業以来170年&宇治抹茶を使ったスイーツが人気の「中村藤吉本店」にお邪魔する。もちもちの白玉に濃厚で繊細な味にとんずも「ヌシノメシ史上一番丁寧かも」と目を見開いて驚いた「生茶ゼリイ(抹茶)薄茶(宇治の昔)セット」(2350円)に舌鼓を打ったところで、ようやく情報収集開始。

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ここで抹茶に詳しい人として名が挙がったのは昔から碾茶(てんちゃ=石臼で挽く前の抹茶の茶葉)を専門に農家をしているという寺川さんの茶園。園主の寺川勝之さんから一番茶について解説していただき、茶葉を摘んだあとの工程についても話を伺ったところ、茶葉から抹茶になる工程の中でも「蒸し」と「乾燥」が出来を大きく左右するそうだ。さらに、すぐ近くにある「山本甚次郎商店」に行けば碾茶工場の中を見せてもらえるそう。

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1848年創業の「京都宇治茶房 山本甚次郎」6代目、山本甚太郎さんに老舗ならではの宇治茶をいただいたはる告ぐの2人はその味に仰天。といろは「全然苦みがない、めっちゃ甘い」と驚くと、とんずも「絶対(味の)違いわからんと思ってたけどすごいこれ!めちゃくちゃ美味しい」といつになく饒舌に感動を伝えた。

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大正13年に開発されたという堀井式碾茶乾燥炉は、当時の茶業界に革命を起こしたほどで、現在国内で使われている碾茶乾燥機の原型にもなっているのだとか。「山本甚次郎商店」にあるものは日本最古の碾茶乾燥炉だそうで、こんな機械を持っているからには宇治のヌシ……かと思われたが、山本さんはさらにとんでもない人物を紹介してくれた。

その人物とは、室町時代に足利義満将軍によって指定された7つの茶園の中で、唯一現存する「奥ノ山茶園」を管理する堀井七茗園の園主である堀井長太郎さん。堀井さんは京都府茶協同組合、京都府茶生産協議会という2つの団体を束ねる京都府茶業会議所という団体のトップを務める人物だった。

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全国のお茶の品評会で日本一の受賞歴があるほか、20年の歳月を費やして完成させたオリジナルの新品種「抹茶 成里乃(なりの)」(20グラム3780円)でも品評会で日本一を獲得したという、まさに宇治茶界の重鎮。はる告ぐの2人は「1億%ヌシ」だと認定した。

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足利義満も認めた宇治茶を守り続けるヌシが愛するヌシノメシは、古民家を改装した「和旬Kien」の鯖寿司(1本4000円/テイクアウト可、夜のみ2貫900円)。脂の乗った生鯖を熟成させ、京丹後米の酢飯に乗せて握った一品が登場すると、スタジオからは「(身が厚くて)割合おかしい!」「でっか!」とその身の厚さにどよめきが起こった。といろは「肉厚がすごい、でもいくらでも食べたくなる爽やかさがあった」とその美味しさを満面の笑顔で伝えていた。

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和旬Kien(京都府宇治市宇治妙楽32番地 中宇治yorin西棟1F)

毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中の情報番組『newsおかえり』の人気コーナー「ヌシノメシ」は、毎週水曜日にお届けしています。

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