卵が10個で800円…止まらない物価インフレがフランス総選挙の結果に直結!?

©️ABCテレビ

パリ2024オリンピック競技大会の開催が目前に迫ったフランスに、混乱が起きている。マクロン大統領が国民議会を解散して総選挙を実施し、現政権の議席数が大幅に減る結果となったのだ。現政権が国民から支持されない背景の1つには、止まらない物価インフレが大きく関係している。この問題は、日本も他人事ではない!?

©️ABCテレビ

【動画】日本でもフランス同様「地獄のような問題が起こることは確実」!? 専門家が苦言を呈する

フランスでは、2022~2024年の間に光熱費が44%も上昇している。ABCテレビパリ支局長の神志那諒氏いわく、1ヵ月の光熱費は約5万円とのこと。しかも、「冬はもっと高いですね。5~6万、6~7万ぐらいいくときもある」そうだ。

©️ABCテレビ

フランスで高いのは、光熱費だけではない。ティッシュは1箱200円、卵は10個で800円、牛乳は1リットル450円、きつねうどんは1杯2500円、大盛りのカップ麺は1個900円だ。日本では1本十数円ほどの駄菓子が、フランスではなんと1本170円というのだから驚きだ。

©️ABCテレビ

物価インフレだけでなく、移民問題を不安視するフランス国民も多い。国際政治学者の山田文比古氏いわく、フランスでは10人に1人が移民とのこと。移民の急増によって、「職・福祉のリソースを奪われ、治安悪化に不満の声がある」そうだ。そのため山田氏は、「自国ファーストを掲げる政党が今、国民に選ばれる!」「貧困層に向けた政策をフランス国民は求めている」と私見を述べた。

©️ABCテレビ

物価高騰や移民問題に頭を悩ませているのは日本も同じ。海外の話ということで安心してはいられない。もしかすると、日本は近い将来フランスのようになるかもしれないのだ。日本政府は、この問題をどう解決していくのだろうか?

©️ABCテレビ

なお、情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』7月13日放送回では、フランスだけでなく、世界各国の選挙、先日結果が出た東京都知事選挙についてや、不祥事が続々と発覚している自衛隊についても紹介された。

番組情報

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

関連記事

おすすめ記事 おすすめ記事