ほぼ全裸女性のポスター、肌露出の政見放送…カオスすぎる都知事選に「単純にモラルがない」「ムチャクチャ」スタジオ呆れ
過去最多の56人が立候補している東京都知事選挙が、いまだかつてないほどカオスな事態となっている。掲示板には、ほぼ全裸の女性を始めとする、候補者と無関係のポスターが貼られていたのだ。また、政見放送では、突然服を脱ぎだす候補者もいて……!?
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7月7日に投開票される東京都知事選挙をめぐり、さまざまな問題が起きている。その1つが選挙ポスター。候補者以外の人物や動物、さらには全裸に近い女性の写真など、無関係のポスターが大量に掲示板へ貼られていたのだ。なお、迷惑防止条例違反や風営法違反の疑いで警視庁が警告したことで、該当ポスターは現在撤去されている。
もう1つは、候補者が多すぎるために合計11時間にも及んだ政見放送。政見放送は編集が許されず、基本的には候補者の主張がそのまま放送される。そのため、内容も多種多様だった。全員が真剣な表情で政策を訴えるのではなく、突然服を脱ぎだす、ひたすら高笑いする、終始顔を見せないなど、視聴者に強烈な印象を与える候補者もいたのだ。
東京都知事選挙をめぐる問題はネット上を騒がせ、選挙管理委員会には苦情が殺到。この事態に自民党の茂木敏充幹事長は、「今後、公職選挙法の見直しも含め、対応を検討していく必要がある」と語っている。
この問題に、呆れや怒りの声がスタジオから出たのは当然のことだ。お笑いタレントのほんこんは、「茂木さんがゆーてるようなことって生温いのよ」「性善説なんか、もう通用せーへんのやから」とコメント。漫才コンビ“オール阪神・巨人”のオール巨人も、「政見放送、見ましたか? (自分は)ちょこちょこ見ていますけど、酷すぎますよ。あんなんNHKで放送したらアカン。ムチャクチャ」と語った。ほかにも、「単純にモラルがない」「常識的にアウトですよ」「恥ずかしい」といった意見も出た。
混沌とした7月の東京都知事選挙が終われば、次はいよいよ9月の自民党の総裁選挙。岸田文雄総理はどう動くのか、そして誰が対立候補に名乗り上げるのか見ものだ。これら国政について詳しく紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』6月29日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。ほかにも同放送回では、日本企業に相次いだサイバー攻撃や、南鳥島近海で見つかった大量のマンガン団塊についても学べる。