「ポツンと一軒家」 雲海も見える絶景!水源は1200m先にある湧き水のみ!52年前手彫りで水路作り
埼玉県の深い山の山頂付近、雲海も見えるという絶景を見渡す“天空のポツンと一軒家”へ!
30日(日)放送の「ポツンと一軒家」は、埼玉県の山の中でポツンと一軒家を発見! 周囲一面が山に囲われた中、大きく切り拓かれた土地にはいくつかの建物が確認できる。
東京都の隣県である埼玉県。しかし、捜索隊がむかったのは、山道のところどころに家があるような、山あいの集落だ。その畑の一角で、作業中の男性を発見し声をかけることに。衛星写真を確認してもらうと、「70過ぎのご夫婦が暮らしていらっしゃいますよ」と心当たりがあるようだ。一軒家までの道のりも教えてもらい、捜索隊は集落を後にする。
集落から山道へと入ると、上り坂が延々と続いている。そんな深い森の突き当りに一軒家があるというのだが、人が暮らしている気配はまったくなく、気づけば完全な雑木林の真っただ中だ。不安に駆られる捜索隊の視界に、「この先、行き止まり」の看板が。その看板の先へと進み、一気に視界が広がると丁寧に整備された庭と大きな家が姿を現した!
しかし、その一軒家にいた女性(ご主人の奥さま)に衛星写真を確認してもらうと、「こことは違うような…この(衛星写真の)お宅は、尾根向こうにある一軒家で、今は誰もお住まいになっていらっしゃいません」と、まさかの返答が!? 捜索隊が改めて調べてみると、確かに尾根を挟んだ反対側の家へと来てしまっていたようだ。しかし、間違ってきてしまったとはいえ、ここも紛れもないポツンと一軒家! 捜索隊はご主人が在宅の日を確認し、改めて再訪することに。
再訪した捜索隊を迎えてくれたのは、76歳のご主人だった。ここは山の頂上にほど近い場所で雲海も見ることができるといい、まさに天空のポツンと一軒家だ。だが60年前までは麓の集落まで車道がなく、片道1時間以上かけて徒歩(登山)で家まで帰っていたのだとか。生活用水の水源は1200m先にある湧き水(源泉)だ。52年前にご主人が父と二人で、水源から手掘りで水路を作り、家まで水を引いた。しかも、冬は積雪もあるといい「住むだけで大変な場所ですよ」とご主人は笑うばかりだ。
生活をする上では、苦労の絶えない“天空のポツンと一軒家”。しかし、捜索隊がご夫婦の暮らしに密着していくと、都会では決して味わえない“豊かな暮らし”が見えてきて…。
ABCテレビ・テレビ朝日系列で「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。