1品目にチーズケーキ!? フレンチなのに水餃子!? ミルクボーイが大阪・奥中津の路地裏ビストロに舌鼓
お笑いコンビ・ミルクボーイの駒場孝と内海崇が、“路地裏の隠れた名店”を知るワンランク上の粋なアラフォーになる! 人気雑誌の編集者に聞いた情報を頼りに2人が関西の路地裏グルメを巡る企画「ミルクボーイの粋な大人になりたい」。今回は大阪・奥中津、中崎町、福島の路地裏の粋なお店で戸惑いの連発!?
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まず訪れたのは、SAVVYの副編集長・清水さやかさんおすすめの創作ビストロ「Liben」(リベン)。Libenは奥中津の裏路地に今年2月末にオープンしたばかり。大阪の名店を渡り歩いて腕を磨いたという36歳の川島好平さんがシェフを務め、フレンチを軸とした創作料理をアラカルトで楽しめると注目のお店だ。
オーダーの仕方がさっぱりわからず戸惑う2人に川島さんは粋なメニューの選び方を教えてくれた。同店のメニュー表には上から冷前菜、温前菜、メインとなっており、それぞれ1つずつ頼むことでアラカルトながら自分なりにコース仕立てにすることができるのだ。
さっそく川島さんおすすめの冷前菜が登場。しかし、出てきたのはなんとチーズケーキ!? コースの最初からデザートが出てくる予想外の展開に「帰れ!ってことですか?」と内海も戸惑いを隠せない。実はこれ、スイーツではなく“意外な食材”をペースト状にしてクリームチーズなどと合わせた「バスクチーズ」(990円)。ワインと相性抜群の“粋”な前菜だった。
これ以降も、某バーガーチェーンの“えびフィレオ”を一口で楽しめるようなサクサクの「シュリンプ・フィレオ」(990円)や、“フレンチ水餃子”とでもいいたくなる「シュリンプトマト」(1165円)など、固定概念にとらわれない料理が次々登場。実は川島さんの創作料理を支えているのは、共にお店で働く川島さんの実弟・嵩弘さん。料理は未経験という嵩弘さんにお客さん目線の意見をもらうことが、料理の固定概念を崩すのに役立っているという。
メイン料理は牛肉のなかでも希少な部位サガリを贅沢に200グラム以上使った「国産サガリ」(3850円)。個性的すぎたこれまでの料理とは一転、豪快かつシンプルな一品に内海は「今まで食べたお肉のなかでもだいぶ美味い」と絶賛していた。
続いてやってきたのは中崎町。LeafのWEB編集部エディター・井上果菜子さんのおすすめは、日本では珍しいニューヨークスタイルのピザ屋「Hughes pizza」(ヒューズ ピザ)。イギリス出身のヒューズさんが世界の旅の途中でニューヨークピザに衝撃を受け、日本で出会った女性と結婚し大阪で開業したというユニークなお店だ。
特徴は直径50センチもあるそのサイズ。ニューヨークスタイルではワンカットずつ注文できる。粋なニューヨーカーになるべく2人が最初にいただいたのは、定番の「ペパロニ」(1カット660円)。水分少なめの生地を薄く広く伸ばし、特製のトマトソースとチーズ、サラミの一種ペパロニをトッピングしたシンプルな一品だ。
1カットでも元のサイズが大きいため、生地は薄くても食べ応えは抜群。ニューヨークスタイルのピザのクールな食べ方は“端を折ってたたむようにして食べる”だそうで、駒場は「サンドイッチのようでよりジューシーさを感じる」と感動していた。さらに、日本に魅せられたヒューズさんが開発したマイタケを使うオリジナルピザにスタジオ一同「美味しそう」と声を揃えていた。
最後にやってきたのは飲食店激戦区の福島。Meets Regional編集長・松尾修平さんのイチオシは、薪とレンガがトレードマークの隠れ家イタリアン「Oshima」。ほぼすべての料理で薪火を使うそうで、2階にはテーブル席が用意されているが、薪の炎を眺めながら料理が堪能できる1階カウンター席から予約が埋まっていくという。
「Oshimaコース」(9800円)の幕開けに2人の前に出されたのは、まさかの“石”……? その他にもミルクボーイが終始驚きっぱなしだった、食通を唸らせる奇想天外なコース料理の数々にも要注目だ。
スタジオではゲストのお笑いコンビ・天竺鼠の川原克己が後輩お笑いコンビに高級寿司を奢ったときのエピソードを披露。その支払額にスタジオも真っ青になっていた。「ミルクボーイの粋な大人になりたい」は海原やすよ ともこ司会のバラエティ番組『やすとものいたって真剣です』6月13日放送回でオンエアー。動画配信サービスTVerで無料配信中の同放送回では、お笑いコンビ・カベポスターの永見大吾がピラフ好きに自作のピラフを振る舞う「ピラフ永見のおいしいピラフを振る舞いたい!」も視聴できる。