料理人が絶賛する“美食の器”を生み出す大阪・玉造の陶芸家 「器に料理が盛られて初めて、その器の完成となる」
⾊鮮やかでパワフルな器。作っているのは陶芸家の⽟⼭弘季さんです。陶芸家のイメージとはちょっと異なる個性的な⾵貌の⽟⼭さん。器は料理を引き⽴て、輝かせる⼤切なもの。そんな器を作り、料理⼈から熱い⽀持を受けています。
⼤阪市⽟造にあるアトリエ「Tama atelier(タマ アトリエ)」で次々と焼き上がる器たち。⽟⼭さんは主に⼿回しろくろで⼟を成形し、半乾きになったところで削って形を整えます。釉薬の原料を独⾃にブレンドすることで⽣まれる独創的な⾊合いと形が相まって、“料理が映える器”が出来上がるのです。⽟⼭さんは「器に料理が盛られて初めて、その器の完成となる」と話します。
これまでに数々のお店の様々な器を作って来た⽟⼭さん。割烹の器では、ブルーの濃淡をつけ、お刺⾝の新鮮さが伝わる涼しげなお⽫が好評です。⼈気とんかつ店の器はパレットさながらで、様々な薬味が絵具に⾒えるユーモラスな作品。有名ラーメン店の社⻑から依頼されたラーメン鉢は独特なまがまがしさを醸し出し、社⻑を⼤満⾜させました。
新たな依頼はおでん屋さんからの「創作おでんに合う器」。いったい、どんな器が完成するのでしょうか?
玉山さんの仕事場はアトリエだけではありません。陶芸の講師として高校生へ授業をするもうひとつの顔があるのです。そんな多忙な毎日を送る玉山さんの元には、次々と“美⾷の器”を求めて依頼が舞い込みます。
器と料理を楽しむイベントを控え、シェフと打ち合わせをする日も。メインディッシュに使う新たな器作りに取りかかり、独創的な器が完成しました。
さらに、⽟⼭さんの器を愛用する鮨店からは「陶器の重箱」を依頼されます。
「陶器の重箱」という難題に挑む⽟⼭さんの奮闘は、6月8日 土曜 午前11時からの『LIFE~夢のカタチ~』でご紹介します。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)
Tama atelier(大阪市天王寺区)
玉造・日之出通り商店街にある陶芸家 玉山弘季さんのアトリエ