「ポツンと一軒家」25歳で急性白血病になった夫が山で暮らすようになった訳「常にオンの状態で取り組む癖が・・・」
夫婦でミュージシャンをしながら、大自然に囲まれた生活をゆったりと過ごしているポツン暮らし。苦労は絶えない、だけどそこには夫婦だけの時間が流れる人生ストーリーが!
2日(日)放送の「ポツンと一軒家」は、和歌山県のほぼ中央部、地元の人でも「めったに行くことがない」と話していた山の真っただ中にあるログハウスで暮らす同い年のミュージシャン夫妻(54)の生活に密着する。
ご主人は25歳で発症した急性白血病から回復した後に「これからは山の中で暮らしたい、その思いを叶えようって思ったんです」と、30歳でこの地へと移住してきた。シンセサイザーで作曲を行うご主人と、ボーカルの奥さまは高校時代のバンド仲間だったという。卒業後は別々の道を歩んでいたが、43歳のときに運命的な出会いを果たし、音楽ユニットとして活動をするように。そして再会から3年後に結婚。「週末は呼ばれた場所へと行き、夫婦でライブ活動をしています」という。
普段は、地元の豆腐店や平飼いの自然卵、有機野菜といった地産地消の食品の宅配業をしているというご主人。捜索隊は、ご主人の宅配に密着しつつ、生産者のこだわりが詰まった豆腐づくりなどを見学させてもらうことに。こうした環境もきっかけとなり、自宅でテキスタイルデザイナーとしても活動している奥さまは、自宅の畑で有機野菜の栽培、味噌、梅干しなども自家製で作るようになったという。
最近では田んぼも手掛けるようになり、「どんどん自給自足の生活になってきていますね」と笑顔を見せるご主人。
「病気になる前は、どんなことも常にオンの状態で取り組む癖があったんですが、今はオフの時間をとにかく大事にしたいんです」。
山に囲まれ、苦労も絶えない暮らしだが、そこには、夫婦で楽しむ時間を分かち合いながら、ゆったりとした時間が流れているようだった。
スタジオで観ていた白石美帆は「同じ日本に住んでいながら、こんな人生もあるんだって…心に沁みました」と感動したよう。玉田志織も「ご夫婦で協力しながら支えあって暮らしていらっしゃるのを拝見していてとても憧れましたし、すごく温かい気持ちになりました」としみじみ。
ABCテレビ・テレビ朝日系列で「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。