京都・伏見にムダすぎる分かれ道があるのなんでやねん!? A.B.C-Z河合郁人&古川昌希アナは6週連続の「0点」を回避できるのか?
A.B.C-Zの河合郁人とABCテレビのアナウンサー・古川昌希が、京都伏見にあるムダすぎる分かれ道の正体を調査した。近鉄・伏見駅から東に歩いて5分ほどの場所に問題の「ムダすぎる分かれ道」はあった。
交通量の多い国道から分かれた、一本の側道。よーく見ると違和感だらけ。国道から左に分かれて、左に曲がると思ったら、その先はなんと右への一方通行。せっかく分かれたのに、またすぐ国道に戻るしかないというムダすぎる道なのだ。なぜこんな道になってしまったのか?
ムダな道をまっすぐ進むと、そこに上下水道局を発見。河合郁人と古川昌希アナは、かつてここには川があり船の通り道だったのではないか?と推理する。確認するためさらに進むと、そこに川を発見。見えた川の周辺を調査すると、二人はあまり水の流れが無いことに気づく。「疎水事務所」という表示を見つけた古川アナは「関西で疏水といえば、琵琶湖から京都市内へと水を引き込む人工水路、『琵琶湖疏水』が有名。ムダな道の先に疏水事務所があったことを考えると、やはり道と水路が深く関係しているのではないか?」と考える。
ある程度考えがまとまったところで、推理の方向性を京都のことならこの人、“まいまい京都”の以倉敬之さんに確認する。古川アナが「船とか関係あります?」と聞くと「イイ線いってますね~」との答え。さらにヒントをリクエストすると「国道として整備するために今の高さにしたが、実は元々はもっと低かった。側道よりさらに低かったところに、あるものがあった。今の国道の部分があることで、今の京都、ひいては今の関西があると言っても過言ではない」という貴重なヒントをもらう。
NDYの本気を見せようと意気込む二人は、そのほかのヒントなどを基に「ここにはかつて陸軍の造船施設があって、造った船は関西各地へと、水路を使って送ったんじゃないか?」と答えを出す。5週連続している「0点」をついに回避できるのか? 気になる結果は、、、「0点」。
がっくりと首をうなだれ二人は、さっそく以倉さんと一緒に答えを確認へ。二人が見逃していたヒントはバス停「伏見インクライン前」。実はかつてここには「伏見インクライン」という船を運ぶ専用の鉄道が存在した。
「伏見インクライン」ができたのは明治28年。滋賀から京都、そして大阪を舟で行き来できるようにという、当時としては画期的な国家プロジェクトだった。ピーク時には、1日100隻もの舟が上げ下げされ、このインクラインのおかげで、京都と大阪の物流が劇的にスムーズになり、近代化と、町の発展に一役買ったのだ。つまり、あのムダな道は、実はインクラインの横に走っていた元々の道。インクラインを埋め立て、国道ができた為に不自然に残ってしまった、というのが答えだった。
A.B.C-Z・河合郁人&古川昌希アナが調査した伏見インクライン、懐かしの映像と共に推理の過程をあなたも一緒にたどってみては如何でしょう? 「京都伏見のムダすぎる分かれ道」の謎を調べる「news おかえり 古川×河合のなんでやねん!?」はTVer見逃し配信あり(「news おかえり」毎週(月)~(金)午後3時45分 ABCテレビ/関西地区で放送)