“銀座”は大阪・堺東が元祖だった!? 「一流ブランドもクラブのママも堺に足を向けて寝られない」ワケとは

若手漫才コンビ「はるかぜに告ぐ」の一色といろ&とんずが街を知り尽くす“ヌシ”を探し、そのヌシが愛する絶品グルメを発掘するガチ企画『ヌシノメシ』。今回は、といろの出身地でもある大阪・堺市の「堺東」を訪れた。自信満々に「堺東知り尽くしている」「私をヌシにしてくれてもいい」と豪語するといろを黙らせるようなヌシは現れるのだろうか?

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南海電鉄堺東駅の目の前にある銀座商店街へとやってきた2人。ここで何気なくとんずが「なんで銀座っていうんやろ?」と疑問を口にすると、といろは「(東京の)銀座が(堺銀座より)後かもしれない」と気になる一言。「そんなワケない」とツッコむとんずと意見が真っ二つに分かれたため、2人は商店街を進み目に留まったウォーキングシューズ専門店の「異邦人 堺東店」の店主に疑問をぶつけてみることにした。

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すると店主は、 “銀座の元祖は堺東”だと聞いたことがあるという。味方が増えたといろは「ほれみろ」と得意げな表情。一方のとんずは「ウソです!たぶん」と全力否定する。店主もそれが真実なのかどうか知りたいということになり、急遽はる告ぐが「東京の銀座のルーツは堺東」というのが事実なのかどうか調査することになった。

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真相に迫るべく聞き込みを続けていると、ファッションショップ「若葉屋」の店主が“諸説ある”としながら、店の奥から「堺小ネタ帖」を出してくれた。堺市が以前発行していた、堺の魅力や小ネタを紹介するこの小冊子には、はっきりと「堺で銀座の名称が生まれた」と書かれており、中には「堺は日本の貨幣制度生みの親であり、それなしには『銀ぶら』も『銀座位の恋の物語』もない。銀座の一流ブランドのブティックもレストランも、クラブのママやホステスも堺に足を向けて寝られない」との記述もあった。

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堺にはもともと多数の銀細工職人がおり、「銀座」の名称が生まれた。さらにその職人たちが京都・伏見、そして江戸へと移り住んだことから銀座の地名が根付いていったのだそうだ。衝撃の事実にとんずも異邦人店主も驚きの表情を見せていた。

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そんな堺東を知り尽くすヌシ探しは、自治会長→地域密着の不動産会社と辿った結果、堺東のことを知り尽くすという税理士に辿り着く。その人物こそ忠岡税務会計事務所の所長、忠岡博さんだった。忠岡さんによると、堺銀座商店街は戦後にできた闇市が原型となって発展したが、東京が銀座を名乗っているのに堺東が銀座を名乗らないのはおかしいという経緯で銀座商店街という名称になったのだそうだ。

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堺東で育ち62年、まさにあらゆる歴史を知り尽くす先生が惚れこんだというヌシノメシは、商店街で創業60年の歴史を誇る喫茶店「モナミ」の特製カツカレー(920円)。牛肉と野菜のダシで煮込んだ欧風カレーと、その上にどっさりと乗っかる肉厚のポークカツに、VTRを見ていたスタジオにもどよめきが起こる。コトコト煮込んだ野菜が溶けていることで「味がめっちゃ深い」と、とんずも目を輝かせて頬張っていた。

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モナミ(大阪府堺市堺区北瓦町2-1-1)

詳しい情報は番組HPでチェック!(https://www.asahi.co.jp/news-okaeri/#information

毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中の情報番組『newsおかえり』の人気コーナー「ヌシノメシ」は、毎週水曜日にお届けしています。

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