「ポツンと一軒家」山奥に築23年の手作り高床式住居!?可動式の茶室とは・・・
まさに夫婦共同生活の極み! 夫婦で3年間かけて造り上げた山奥の高床式住宅は、建具職人歴55年のご主人が技とこだわりを結集し、妻への愛情を注いだ珠玉の一軒家だった!
12日(日)放送の「ポツンと一軒家」は、熊本県北部、大分県との県境に近い山の中に四角い一軒家を発見! 道はハッキリと確認できるものの、敷地の周囲は深い森に囲まれている。
深い山の谷間にある最寄りの集落へと到着した捜索隊。その通りすがりに見かけた男性に声をかけ、さっそく衛星写真を確認してもらう。すると男性は「わかりますよ!」と即答。「ご夫婦で二人暮らしだったと思うんですが、以前は別荘として利用されていたんじゃないかな」というが、現在の様子まではわからないという。家までの道のりも教えらもらうことができ、捜索隊は、ひとまず一軒家まで行ってみることに。
集落を後にして、山越えのコンクリートの道をのぼってトンネルを過ぎると、目指す一軒家へと続く細い山道へ。そこは一見するとただの茂みのようで、教えてもらっていなければ気づかずに見過ごしてしまっていたに違いない茂みをかき分けて進むような道を抜けた先、ダム湖を見下ろす丘に建つ一軒家が忽然と姿を現した!
捜索隊と会うなりガッツポーズで笑顔を見せたのが一軒家のご主人(71)で、奥さま(72)と一緒に笑顔で出迎えてくれた。衛星写真では四角い建物に見えていた母屋は、高床式鉄骨造りの家で、築23年なのだとか。
中学校を卒業後に就職して以来、建具職人歴55年というご主人。ダム湖にほど近い場所に建つ生家の近くに住みたいと、山を購入して家を建てた。実は独立してこの地で仕事をする予定だったそうだが、「町から遠すぎて、仕事には不便だったんです(笑)」と独立を断念。現在は、町にある自宅で会社に勤務しながら。週末のみポツンと一軒家で過ごしているという。
捜索隊が驚いたのは、山奥に家を建てたエピソード。建具職人のご主人だけあって、基礎工事と屋根以外はすべて夫婦で家を造り上げた。建築中は山奥でほぼキャンプ暮らしをしながら「電気が通っていないので、夜中も水銀灯を頼りに作業をしていました。冬は雪も積もるし、夏はとにかく暑いし虫もすごい。だけど、たいていのことは耐えられるねと夫婦で話ているんです」とにこやかに振り返るご主人。3年の工期を経て、終の棲家を完成させたという。
そんな二人の共通の趣味は茶道。ポツンと一軒家でお茶も楽しめるようにと、可変式の茶室まで自作したという。建具職人ならではの繊細な技によって建てられたポツンと一軒家のこだわりの内装や、美しいお茶道具の数々は必見!
ABCテレビ・テレビ朝日系列で「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。