人の言葉を聞き分けるトド”とタッグを組む女性トレーナーの忙しい1日に密着!「投げキッス」や「バイバーイ」もお手のもの!?“

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思わず推したくなる人たちのお仕事に密着する「#推しごと拝見」。今回は、海の動物たちに技を教える動物トレーナーの1日をのぞいてみました。

木下日波乃さん(27)は、兵庫県豊岡市にある「城崎マリンワールド」で働く入社5年目のトレーナー。トドやペンギン、アザラシなど、ここに暮らすさまざまな動物をトレーニングしています。

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開園1時間前の午前8時30分、この日の最初のお仕事は動物たちの朝食作り。エサの量や種類が動物によってそれぞれ違うため、ミスのないよう気をつかう作業です。

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準備を終えた朝食は、ほかのトレーナーたちと手分けをして与えます。このとき、食べっぷりやしぐさなどを細かく観察して、動物たちの体調を確かめるのも重要なお仕事。人間と違い、自分から「しんどい」と伝えることができない動物だけに「私たちが気づかないと」と木下さんは細心の注意を払います。

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去年7月、「城崎マリンワールド」に22年ぶりに誕生したトドの赤ちゃん・カナタくんも朝ご飯。あげるのは犬猫用の粉ミルクです。トドの育て方にこれといったマニュアルがあるわけでもないため、毎日が「試行錯誤」といいます。

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木下さんは神戸市生まれ。子どものころ、沖縄の「美ら海水族館」で見たイルカショーに夢中になり、「イルカのトレーナーのお姉さんなりたい」という夢を抱くように。一浪の末に大学の海洋系学部に合格し、専門知識を学んであこがれのトレーナーへの道へと進みました。

【動画】体重はおよそ400キロ!トドの豪快なジャンプに観客も大喜び!

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さて、エサやりにたっぷり午前中を費やした木下さん。自身の昼食を大急ぎで済ませると午後2時。木下さんとトドのショーが始まります。タッグを組むのは、「人の言葉を聞き分けるトド」として有名なハマ。なんと50種類もの言葉が聞き分けられる「城崎マリンワールド」のアイドルです。

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「倒立」「バイバーイ」「投げキッス」など、木下さんの言葉に合わせて愛くるしいアクションを見せるハマに、観客から「おー!」と歓声が。木下さんがお客さんの前でショーをするとき、大切にしているのは「全力の笑顔」。楽しい雰囲気の中で「動物たちの素敵な一面」を見つけてほしいといいます。

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ショーが終わって午後4時、マリンワールドで一番大きなトド・シュンタに技を教えます。挑戦しているのは、木下さんが鏡越しに伝えた指示にシュンタが応えるという新しい技。トドが間接的な指示で技をこなすのはとても珍しいことなのですが…。

指示の通りに大きな体をくるりと回転させ、「よーし、偉い偉い!」と木下さんに褒められたシュンタはうれしそう!動物たちに日々向き合いながら、イキイキと働く木下さん。彼女にとってトレーナーの“お仕事”とは?

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動物トレーナーのお仕事密着は『newsおかえり』(毎週月曜〜金曜午後3:40〜)「#推しごと拝見」コーナーで紹介しました。動画をABCテレビニュースの公式チャンネルで公開中!

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