「相方が行く店には行かない」大木こだま師匠が明かすレジェンド漫才コンビの関係性とは? モンスターエンジン大林とのユニット漫才の裏話も
普段は話す機会が少ない芸人同士が劇場の合間にランチを食べながらトークする「劇場合間メシ」にモンスターエンジン・大林健二と、憧れの大先輩である大木こだまひびきの大木こだま師匠が登場。おしゃれなフレンチに四苦八苦しながらお笑いに対する本音を語り合った。
こだま師匠の奥さまは漫才コンビ「海原さおり・しおり」の海原さおりさんだが、お互いが漫才の仕事をしていたときはごく普通の夫婦だったという。しかし、10年前に相方の海原しおりさんが亡くなり、ほとんど主婦のような状態となってからは年齢を重ねるごとに奥さまが面白くなっているそうだ。
日常生活のなかで普通の会話をしていても、自然と漫才のようになってしまうそうで、こだま師匠は「すごく楽しいよ」といきいきとした表情を見せていた。
こだま師匠の長女はフリーアナウンサーの西山加朱紗さん。次女はテレビ新広島のアナウンサー・西山穂乃加さんで、加朱紗さんは家も近いそうだが、穂乃加さんは広島で働いている。娘を溺愛するこだま師匠が「見てあげたい」と新幹線で広島まで向かって次女のためにしてあげていることを明かすと、大林は「わざわざ?」と驚き笑っていた。
半世紀にわたり舞台に立ち続けている大ベテラン漫才コンビの関係性も気になるところ。大林が切り込むと、こだま師匠は相方ひびき師匠と一緒になるのは楽屋と舞台だけだと明かした。仲が悪いというわけではないらしいが、こだま師匠は「ひびきさんが食べに行くお店、飲みに行くお店には僕は行かない」と決めているそうだ。「これが邪魔くさい」「いらんねん」と師匠が語った、大林も大爆笑したその理由とは?
大林は10年ほど前、他局の番組の企画でこだま師匠とユニット漫才を組む機会があった。そのときの打ち合わせは1時間にも満たず終了してしまい、不安を感じたという。しかし、大林の心配をよそに本番は大成功。「この人すごいな」と衝撃を受けたのだそうだ。
そんな大林が気になっていたのは、こだま師匠のネタの作り方だった。師匠はまず、電車の中でのおばちゃんたちの会話など、“普通の会話”を考えるそうだ。その会話の中に笑いを足していったり、ツッコミを入れていくことで、笑いにしていくという。
こだま師匠は漫才を作るために地元を歩き倒し、おばちゃんたちの会話を聞いたり仕草を観察してそれをオーバー目に表現することでネタにしたそうで、「自分で考えたものではなく見せてもらったり聞いたりしたものを漫才にしてるだけ」と語る。はじめは“あるある”漫才だったという大木こだまひびきの漫才は、なにがきっかけに今の“そんな奴おらへんやろ”へと変化していったのか? その理由に大林も「なるほど」と聞き入っていた。
スタジオではこだま師匠がとある国民的アイドルを意識して一時期髪型やファッションがガラッと変化していた時期があることも暴露されていた「劇場合間メシ」は海原やすよともこ司会のバラエティ番組『やすとものいたって真剣です』4月18日放送回でオンエアー。動画配信サービスTVerで無料配信中の同放送回では女性編集者イチオシのオシャレな裏路地グルメがわかる「ミルクボーイの粋な大人になりたい」も視聴できる。