日米首脳会談後の公式晩餐会に、音楽ユニット「YOASOBI」が出席！　豪華著名人の出席に加えて、岸田総理が得意の英語によるジョークを連発したことで、晩餐会は大いに盛り上がったという。一連の外交について、日本政府は「大成功」と国内にアピールするが、日本にとってメリットはあったのか？

【動画】YOASOBI・Ayaseは金髪＆タキシード、ikuraは黒ドレスであの人の隣に。公式晩餐会の席順がスゴイ！

4月8日に国賓待遇でアメリカを訪れた岸田総理は、日米首脳会談や公式晩餐会への参加、議会演説などを終えて、4月14日に帰国した。国賓待遇とは、政府が外国の元首や首脳を最大級の格式で迎えること。日本の総理が国賓待遇で公式訪米するのは9年ぶりだった。

中でも日本国民やメディアが注目したのは、ホワイトハウスで行われた公式晩餐会だろう。この晩餐会には、岸田総理夫妻やバイデン大統領夫妻のほか、クリントン元大統領夫妻といった両国の要人や政府高官、日米関係の貢献者を含め、200人を超える招待客が参加した。その中には、YOASOBIや名俳優ロバート・デ・ニーロといった著名人の姿もあった。

豪華な公式晩餐会に目を向けがちだが、岸田総理の外交による成果を忘れてはいけない。米マイクロソフトの約4400億円もの投資表明、米国人以外で初めて月面着陸できる機会の提供、尖閣諸島が日米安全保障条約第5条の適用対象であることの明言、北朝鮮との会談を望む岸田総理の姿勢の支持など、アメリカは日本をさまざまな角度からフォローするというのだ。

外交で成功を収めた岸田総理だが、日本での問題は山積みで、国民の彼に対する支持率はいまだに低い。「裏金問題」を抱える自民党内の人事を変え、政治資金規正法を改正して「クリーンな政治」をアピールし、6月から定額減税を実施すれば、岸田総理の支持率はV字回復する……かもしれない!?

なお、今回の外交を含む日米関係については、情報バラエティ番組『教えて！ニュースライブ　正義のミカタ』4月13日放送回で紹介された（動画配信サービスTVerで無料配信中）。ほかにも同放送回では、日本初の内臓脂肪減少薬「アライ」の効果と副作用についても学べる。