53歳フルマラソン初挑戦の兵動大樹に緊急事態!さらに本番当日は雨の悪条件…完走なるか完結編
2月25日に大阪で開催された「大阪マラソン2024」に、お笑いコンビ「矢野・兵動」の兵動大樹が初挑戦した。“普段まったく運動しない”という兵動のエントリーから出場までの3カ月間に番組が密着した企画「兵動大樹53歳 フルマラソンに挑戦」完結編。
【動画】やすともが思わずツッコんだ兵動大樹が“やってしまったこと”
無謀とも思える挑戦だったが、初心者指導のプロでブラックマヨネーズ・小杉竜一を完走させた経験をもつランニングコーチ濱口幹太先生が徹底サポート。トレーニング初日はわずか200メートルしか走ることができなかった兵動が、地道なトレーニングの結果1カ月後には5キロを完走。練習開始から2カ月でハーフマラソンの20キロを走破できるほどに成長した。
しかし、走ることが「苦しい」から「楽しい」へと変化していった20キロ走の3日後、兵動の足に異変が起こった。膝に激痛が走り、歩くことすら困難な状態になってしまったのだ。報告を受けた番組スタッフが兵動のもとに駆けつけると、兵動の両膝には痛々しいサポーターが。膝の靭帯が炎症を起こしてしまったとのことだった。
兵動は原因に心当たりがあった。ハーフマラソンが終わった後、兵動はコーチから「2~3日何もしないように」「休むこともトレーニングのひとつ」と言われていたにもかかわらず、翌日にやってしまったことがあるらしい。それを聞いたやすともの2人が「うわ~」と叫んだ、兵動がやってしまった“あること”とは?
結局、本番までの3週間安静にすればギリギリ走れるようになるらしい。あせる気持ちを抑えつつ、できることを重ねた兵動はなんとか本番を迎えることができた。しかし当日の気温は6度、天候は雨という悪条件。膝の不安もある中いよいよスタートの時が迫ると、兵動の顔にも緊張が走る。
号砲とともに大勢のランナーが一斉にスタートすると、兵動は周りのペースの速さに戸惑いつつ、自分に向けられるすべての声援に応えながら走り始めた。大阪マラソンには10か所の関門があり、それぞれの関門を制限時間内に通過できなければ脱落となる。最初の関門を余裕を持って通過したころ、白血病を克服しこの日が誕生日で還暦を迎えたという女性が兵動に「頑張ろう」と声をかけながら追い抜いていくと、兵動は「おもろ!大阪マラソンおもろ!最高や!」と走ることを心から楽しめているようだった。
寒さや悪天候で多くのランナーの足が止まってしまうなか、順調に2つ目の関門を通過した兵動に試練が立ちはだかった。練習のハーフマラソンでも苦しんだ登り坂だ。なんとかクリアしたものの坂にごっそりと体力を削られた兵動は明らかにペースがダウン。さらに厳しい寒さのせいか18キロを過ぎたあたりで「足の感覚がない」と歩き出してしまった。
ストレッチとマッサージのおかげで再び走り出すことができた兵動は、3キロ先の25.6キロ地点にある5つ目の関門を目指した。制限時間は残り40分。ここまで1キロ9分半ほどのペースで走ってきた兵動にとって十分可能なタイムだったが、20キロ以降は未知の領域だ。兵動は膝の痛みに耐えながらもなんとか関門を突破したが、もはや足は限界寸前だった。
「もうちょっとカッコいい走りができたら言うこと無かったけど…幸せです」と気合を入れ直し、兵動は次の関門を目指す。限界を超え、気力だけで走る兵動は関門を突破し、初マラソンで完走を遂げることはできるのか?
走りを終えた兵動はこみ上げてくるものがあったのだろう。「ほんまに感謝」とこれまで支えてくれた人々に感謝の言葉を述べると、スタジオは兵動への拍手に包まれた。
感動のフィナーレの中、「休むのもトレーニング」という言葉を気に入ったともこが「私はずっとトレーニングしてる状態」と語り笑いを誘った企画「兵動大樹53歳 フルマラソンに挑戦 完結編」は海原やすよ ともこ司会のバラエティ番組『やすとものいたって真剣です』4月11日放送回でオンエアー。動画配信サービスTVerで無料配信中の同放送回では今春東京進出を果たしたビスケットブラザーズが東京への決意を熱く語る「上京前に行きたい思い出の味 大阪ラストグルメ」も視聴できる。