約90キロ離れた自宅に67歳の妻を残して、ある事情から徳島県の山奥の実家で1人暮らししている71歳の夫。夫婦は1ヵ月に1～2回しか会えないが、年をとってもラブラブだ。離れて暮らしていても揺るがない夫婦愛に、あなたもタレントの所ジョージたちと同じく、「あんなのグッときちゃう」と感動するはず！

【動画】別居生活中の夫と1ヵ月ぶりに再会した妻。彼女が作った郷土料理に、捜索隊＆スタジオ一同ビックリ！

71歳の夫の実家は、杉林を伐採して切り拓いた急斜面の敷地にポツンと建っている。麓町から実家までの山道は荒れ、家の周辺は崖だらけなため、訪れる人はそう多くはない。そんな大変な環境で、彼が定年退職後に一人暮らしをしている理由は、家族が全員死去して誰も住まなくなった実家を守りたいからだ。実家から約90キロ離れた自宅に妻を残して、彼は両親から受け継いだ柚子畑を管理して、先祖代々の墓を守り、毎日穏やかに暮らしている。

妻は、近所に住む共働きの娘夫婦の孫を世話するため、夫の実家に来るのは1ヵ月に1～2回程度だ。彼女は夫に対して、「（自宅に）おってくれたらどんなに心強いかと。夫婦やし、一緒におりたい」と思っているが、彼が昔から実家を大事にしていたことを知っているため、快く送り出したという。

会える時間は短いが、それでも夫からの愛を感じているという妻。「（自分が自宅に戻る際に夫が）『ありがとな』とか「気ぃつけて帰りよ」とか言葉に出してくれるのが嬉しい」「純朴な良い人で裏がない人やから、（今の生活を）頑張ってやってもらえたら嬉しいです」などと彼女は語った。

夫婦の電話でのやりとりや、夫がスマホに設定した妻の連絡先の登録名が「ちゃん付け」だったこと、1ヵ月ぶりに再会した夫婦の笑顔に、所ジョージらスタジオ一同はほっこり。「うらやましくなりましたね、あこがれます」「電話でのやりとりがよかったですよね」「（夫が）ちょっと照れながら喋ってね」「『お父さんがいてくれたら心強いんだけど』ってあんなのグッときちゃう！」「夫婦の言葉遣いが丁寧ですよね」「『ありがとう』っていう言葉がいっぱい飛び交っていて」といった声が上がった。

仲睦まじい夫婦のやりとりは、視聴者をも感動させた。X（旧Twitter）上には、「仲の良い夫婦！　60代後半でスマホの奥さんの登録名にちゃん付け&音符付ける？？」「仲えぇご夫婦。いくつになっても互いに『ありがとう』と言える、素敵ですな」「夫婦の形は人それぞれだね　一緒に暮らしているから幸せとかいうわけでなく」「ニコニコして明るい奥さん素敵やなぁ。このお家のわんこかわいい。旦那さん幸せやな」といった声が寄せられた。

なお、徳島県のポツンと一軒家で暮らす夫と、離れて暮らす妻の愛の物語は、バラエティ番組『ポツンと一軒家』4月7日放送回で紹介された。動画配信サービスTVerでは、同放送回を無料配信中だ。