「ポツンと一軒家」築150年の母屋の土間に謎の貯水槽・・・

自宅から90キロ離れた先祖代々続くポツンと一軒家を守り続ける71歳の男性。そこには、家族と離れて暮らしていても、揺るがない夫婦の物語があった。

7日(日)の「ポツンと一軒家」は、徳島県南部にあるポツンと一軒家で両親から受け継いだゆず畑を続けている男性の暮らしぶりに先週に続き迫っていく。62歳で定年退職をした後に、自宅から90キロ離れた山奥のポツンと一軒家で長く一人暮らしをしている男性(71)。その生活は、柚子を育て、先祖代々続くお墓を守る、おだやかで丁寧な暮らしぶりだ。

©️ABCテレビ

築150年の母屋へと入ると昔ながらの土間があり、そこにはかつて紙漉き用に使用していたという貯水槽が。「戦後はふすまなどにも使用する和紙がよく売れたんです」という男性。このあたりではミツマタなどの紙の材料になる木が自生しており、和紙作りが盛んだったのだという。

そんなこの土地の歴史とともに男性が見せてくれたのは、山で採れるものを使用した、梅干しやハブ茶、干し柿、そしてゆずを絞って作る柚子酢といった手仕事の数々。初めて見る手作りの工程に捜索隊は驚きながらも体験させてもらうことで、収穫から自分で作り上げる丁寧な手仕事の楽しみと、大自然の恵みをかみしめているようだった。

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そんな折、90キロ離れた自宅からやってきたのは、男性の奥さま(67)。普段は娘夫婦の孫のお世話などをしているが、月に1、2度はポツンと一軒家へと訪れるのだという。捜索隊がやってきていることを聞いた奥さまが用意してくれたのは、カンパチを柚子酢に漬けこんで作る郷土料理のお寿司。すし飯も柚子酢で作るというのだが、そのお味とは…?

「仕事をしていた頃から、土日は徹夜をしてでも実家に帰っていましたので、この土地をとても大事にしていました」と話す奥さま。「空き家にしてはいけないという思いがあると思いますし、今も頑張って守ってくれているのは嬉しいことです」と離れて暮らしてはいても、揺るぐことのない夫婦愛の物語が雄大な自然に囲まれたポツンと一軒家のあちこちにあらわれているようだった。

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ABCテレビ・テレビ朝日系列で「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

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