「本当に(人生って)残酷だから」 「夢を叶えた奴が偉いわけじゃない」あのM-1準優勝コンビの連発名言に視聴者「沁みた」「説得力あった」
「M-1グランプリ2023」で準優勝したあの男性コンビが、東京で夢破れたボクサーやアイドルを見守ることに。自身も大阪から上京して夢を追いかけた彼らのコメントに、視聴者が「沁みた」「説得力あった」と感動している。はたして、その男性コンビとは……?
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「M-1グランプリ2023」で準優勝した男性コンビとは、ヤーレンズのこと。ヤーレンズは今でこそメディアで話題だが、彼らには10年以上も東京で芽が出ず、時には観客が0人だった過去がある。そんなヤーレンズの初冠番組『ヤーレンズの上京したけど戻れぬ故郷』が、3月22日深夜から始まった。東京で夢破れて地元へ帰るか人生の岐路に立たされた人々のことを、ヤーレンズがVTR越しに見守る“人生リセットバラエティ”だ。
ヤーレンズは、VTRにボケたりツッコんだりスタジオの笑いを誘いつつも、名言をいくつも残した。その1つは、冒頭の2人の会話だ。「この番組は“人生リセットバラエティ”だけど、失敗者として見てほしくない」「いつでもリセットしてリスタートできるんだってことを伝えたい」と言う出井隼之介に、相方の楢原真樹も「別に夢を叶えた奴が偉いわけじゃないから。たまたまですから」と同意したのだ。
アイドルを引退した女性のVTRが紹介された際は、ヤーレンズが芸能界の残酷さについて語った。出井は、「アイドルには200何十組も出るフェスがあるけどさ、別にそこで優劣はつかないじゃん。M-1って優劣がつく残酷さがあるけど、優劣がつかない残酷さもあるよね」と前置きした上で、「決断できた彼女はすごく偉いと思う」と、VTRで紹介された元アイドルを称えた。
これに対して楢原も「なんか、『辞めずに頑張ってよかった』っていう言葉があるけど、そんなことないから。本当に残酷だから、こんなのは」と頷いた。『努力は必ず報われる』って。報われねぇよ、そんなの!」「報われた人が努力をしていただけで、努力していたら報われるというわけではない」と言い放った。
苦しい過去を持つヤーレンズのメッセージは、多くの視聴者の心に響いた。X(旧Twitter)上では、「ヤーレンズの本音あふれるコメントが自分にも沁みた」「下積み長いヤーレンズのコメントは説得力あった。夢が叶った人も叶わなかった人もたくさん見てきたんだろうな」「芸人辞めようと思ったことのあるヤーレンズだし寄り添ったコメントも重みがあった」「2人にしか出せない空気感で茶化しすぎずしんみりしすぎず だけどほんわか胸に残る時間でした」といった声が寄せられた。