ひかる(若月佑美)にシオン(鈴木康介)と彰人(中尾暢樹)が恋焦がれるトライアングルな展開に! ペントハウスにも大きな変化が訪れ始める『セレブ男子は手に負えません』(第9話)
ひかる(若月佑美)が目玉焼きを焦がし、けたたましい火災報知器の音で幕を開けた第9話。
4人のセレブ男子たちの“緊急時のモーニングルーティン”がコミカルに垣間見られつつも、何やら嵐の予感をさせる冒頭シーン。ひかるとの結婚と医者としての目標を本気で考える彰人(中尾暢樹)と、ピアニストとして前を向く律(本田響矢)、モデルとしての高みを目指すルカ(井手上漠)、そして、ひかるの結婚に反対するシオン(鈴木康介)。これまで誰に対しても打ち明けることのなかった、それぞれの胸に秘めていた思いが動き出す。
コンサートを直前に控えていた律は、ピアノの猛練習に励んでいた。部屋の掃除のためにやってきたひかるに対して律は、かなわぬ恋に落ちながらピアノに打ち込んだブラームスと自分を重ねながら感謝の気持ちを言葉にし、コンサートの翌日にはアメリカに立つことを告げる。
「もう一度、チャレンジしようと思っている」 律はピアニストとしてアメリカで新たなスタートを切る決意を固めていたのだった。
ケガを負ってからモデルの仕事を休んでいたルカは撮影に復帰していた。しかし、彩華から高圧的な態度で邪魔者扱いをされてしまう。ルカはシオンから言われた言葉を思い出す。
「いつでも嘘のない自然体の自分で向き合える。
そういう唯一無二の存在だと俺は思っている」
カメラの前に立ったルカの心からは迷いが消え、以前にも増して自信に満ち溢れた表情になっていた。そして、モデルとしてさらに高みを目指す一歩を踏み出した表情にも見えた。
その頃、シオンは律がアメリカでお世話になるボストン在住のイベンター・二階堂(岩田知幸)と会っていた。数日前にペントハウスで開催したパーティで二階堂の娘でモデルの彩華(青島心)に対して、ひかるが失礼を働いたことを詫びるシオン。しかし、二階堂はシオンの場のおさめ方、そしてひかるの人柄をむしろ買ってくれていたようだ。常に自分にも他人にも厳しく責任はすべて背負い込んできたシオンの心が解ける瞬間だった。
アフリカ行きが近づいていた彰人は、ひかるに対して「結婚できるならアフリカには行かない」と告げていた。その一方で、シオンは律のコンサート用にと自らひかるのためにデザインした純白のドレスを用意していた。
そんな中で迎えた律のコンサート前日。
5人で食卓を囲む最後のディナーは、律がリクエストしたもんじゃ焼きだった。
食事を前に4人への感謝の気持ちを伝えずにはいられなくなるひかる。
大成功に終わった律のコンサート。だが、その帰り道に事件は突然起こる――。ひかるに恋焦がれる彰人と、恋心を秘め続けていたシオンが激しく火花を散らす展開に!
「あいつはオレが雇っている管理人だ」
「彼女は僕が心から好きになった女性だ」
「オレもあいつが好きだ」
「…今回だけは、譲らない」
シオンと彰人のひかるを懸けたトライアングルなバトルが最終話を前に幕を開け、ペントハウスにも大きな変化が訪れ始める『セレブ男子は手に負えません』は、TVer・ABEMAで無料見逃し配信中。連動WEBTOONは、LINEマンガ、ebookjapanにて絶賛連載中。
<文・ニノマエヒビキ>