「涙なしには語れない神回」…原作屈指のエピに涙腺崩壊した人続出 「なんですかこの甘酸っぱいのは」からの「幸せでした」が辛すぎる『戦国妖狐』第7話
「涙なくして見れない」の予告通り、放送直後からSNS上で「神回」「号泣した」の声が続出した戦国バトルファンタジーアニメ『戦国妖狐』第7話。「前半パートの甘酸っぱい展開からのこの結末なのがまた余計に辛すぎて…」との書き込みに見られるように、多くの人が感情を揺さぶられたようだ。
【動画】戦いの果てに灼岩は「ようこそ世界へ」と言って眠りについた
漫画家・水上悟志の同名コミックが原作のアニメ『戦国妖狐』は、「世直し姉弟編」「千魔混沌編」の2部構成、全3クールで2024年1月より放送スタート。現在放送中の第1部「世直し姉弟編」では、「仙道」こと仙術使いの山戸迅火(CV:斉藤壮馬)と妖狐・たま(CV:高田憂希)の義姉弟、武者修行中の武芸者・兵頭真介(CV:木村良平)らの世直し旅が描かれる。
2月21日深夜放送の第7話では、真介と、一行の仲間である灼岩の淡い“告白シーン”のような場面があった。灼岩は、父親に謎の僧侶集団・断怪衆へと売られ、「闇(かたわら)」と呼ばれる魑魅魍魎と融合する実験でつくられた「霊力強化改造人間」。芍薬という女の子の体の中に火岩という闇がいる状態で、多くの人間をあやめた過去と自分の人生に絶望していた。しかし、真介が寄り添い人生を肯定してくれたことで灼岩は前を向く。灼岩にとって真介は自分を助けてくれた大切な存在なのだ。
真介が深夜に一人で剣の稽古をしているところにやってきた灼岩。自分だけが何の役にも立っていないと下を向く真介に、灼岩は「あのときわたしのことを追いかけてくれたのは真介様でした」と思いを伝え、顔を赤らめてしまった。恥ずかしくなりその場を去ろうとした灼岩だったが、このとき灼岩から内なる火岩が現れた。
火岩は真介を「芍薬にふさわしい男になるために頑張れ」とからかうと、「我は真介どのと芍薬がいずれ夫婦になることを望んで…」と口にする。それを灼岩が「キャー!何言ってるんすか!」と止めると、「私は何も言ってないすよ!」と言って走り去ってしまった。残された真介は、顔を真っ赤にしながら「頑張る!俺はやるぜ!」と叫ぶ。そして、物陰で一部始終を聞いてしまっていた迅火が「なんですかこの甘酸っぱいのは」とつぶやくのだった。
このあと、迅火たちの元に突然断怪衆の追っ手たちが現れたことで物語は急展開する。断怪衆との激しい戦闘が繰り広げられるなか、敵が放った巨大な岩を食い止めるため灼岩が身を挺して立ちはだかった。後ろから刺され深手を負っても岩を止めようと立ち続けた灼岩。彼女は仲間の顔を思い浮かべながら、「幸せでした」「みんな愛してるっす」と思いをあふれさせ……。
ここまで共に旅してきた灼岩の行動と言葉に、視聴者からは「おい嘘だろ…」「まじでほんとに号泣した」「数奇な人生を歩んできて辛いことしかなかったはずなのに最後『幸せでした』で、もう涙腺崩壊」「涙なしには語れない神回」と反響が続出。灼岩を演じた声優の黒沢ともよにも「さすがの演技力に脱帽」「芍薬と火岩という、一つの体に2人がいる難しいキャラを完璧に演じてくださって尊敬します」など賛辞が相次いだ。
また、同放送回はオープニング曲が流れず、エンディング曲も特別仕様という演出だったことにも触れ「OP無しの特殊EDという構成もキャストの演技も文句無しの神回」という声も。原作漫画でも泣いたというファンからは「原作知ってるからこそ今週は冒頭からボロボロ泣きながら見てしまった」「漫画読んで何度も泣いたけどアニメでもボロ泣きしました」といった声が溢れていた。
アニメ『戦国妖狐』は、毎週水曜深夜2時14分より放送中。動画配信サービスTVerにて見逃し配信も実施している。