律(本田響矢)の内に秘めた魔性ぶりが本領発揮! 恋愛禁止の掟を破り、ひかる(若月佑美)にキス!? それは恋心か思惑か――。『セレブ男子は手に負えません』(第3話)

お菓子が大好きで甘えん坊。あどけない笑顔が印象的な律。本田響矢が実にチャーミングに演じているのが印象的だったが、第3話を観終えた後にはその印象が一変しているかもしれない――。室内に竜巻が吹きまくったように荒らされた早朝のリビングシーンから始まる第3話冒頭。まるでこれから巻き起こる“嵐”を予感させるが、その“犯人”は律だった。夜通しかけて家中を探し回っていたのは、楽譜が書きこまれたお菓子の包み紙だった。

©ABC・DLE

部屋の掃除中に捨ててしまったことをとっさに謝るひかる(若月佑美)。…だったが律の表情には無邪気さは消えていた。

「人のことを傷つけたんだから、埋め合わせに言うことを最低1回は聞いてもらうよ」。

そして、ここから律は魔性めいた表情をひかるに向け始めるのだ。

朝食後、二人になったダイニングで「僕のこと、そんなに気になる?」とほくそ笑む律。

「感性を磨くには恋をするのがいちばんなんだ」

「でも、シオンにバレたらひかるちゃんクビになっちゃうから二人だけの秘密にしようね」 無邪気さと妖しさをくるくると変えながら、風呂上りには平然と「髪、乾かしてくれない?」と誤解されるようなお願いも。

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そんな二人の様子にいち早く気づいたのがルカ(井手上漠)。

管理人用の制服と、シオン(鈴木康介)が選んだというひかるのマフラーを手渡し、

「シオンにバレたら大変だよ」と忠告するのだが、 ひかるに対してのヤキモチも隠さない。ここへきて、味方だと思っていた律とルカの行動や心情にも変化が起きはじめる(ここまでの展開、ドラマは始まってまだ10分ほどだというのに!)。

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その一方で、ひかるが自分用に残り物で作った決して見栄えの良くない“おにサンド”を、美味しそうに食べるシオンのシーンも印象的に描かれていた。ひかるのために一所懸命にマフラーを選んだり、律との一件でひかるを即クビにしなかったり、シオンの行動もまた気になるところ。そこがまた第六感が鋭そうなルカのジェラシーを誘発していくのだが。

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シオンが選んでくれたマフラーを手に、隠し事はダメだと強く思ったひかるは、律にハッキリと伝えようと意を決する。部屋を訪ねると、そこに居たのは上半身裸の律…! ひかるの手を掴みベッドに座らせるのだが、その様子を仕事帰りのシオンが目撃してしまう。激怒するシオンだが、律はまったく懲りた様子がない。それどころか、律はひかるを誘い一緒にピアノを弾くなど(このシーンがとても素敵な雰囲気で)、ひかるへのアプローチはエスカレートしていく。

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だが、一人っきりになった自分の部屋で、律は白紙の楽譜を前に苦しんでいた。

「天才なら、とっくに曲作ってんだよ!」

コンサートを前に、楽曲の制作がまったく進んでいなかった律は、強烈なプレッシャーと焦燥感を内心に抱いていたのだった。そう、ベートーヴェンに憧れながらもその才能に敬愛と嫉妬を繰り返し、早熟な才能を見せながらも苦悩の中で若き日々を過ごしたブラームスに自分を重ねながら。

「これ以上、僕のこと、掻き乱さないで」

律はひかるに禁断のキスをする。

そして、恋愛禁止の掟を破るその瞬間を不敵な笑みでこっそりと見ていたのはルカだった…。

昨日の味方は今日の敵? それとも本気の恋か⁉  ひかると律のキスという急転直下なラストを迎えた第3話だが、次回予告では、ルカがシオンにキスを迫るシーンも!? セレブ男子たちの手に負えなそうな複雑な関係性はさらに混迷を招いていきそうだ。

律(本田響矢)の内に秘めた魔性ぶりが本領発揮! 恋愛禁止の掟を破り、ひかる(若月佑美)にキスをしてしまう! それは恋心か思惑か――。『セレブ男子は手に負えません』は、TVer・ABEMAで無料見逃し配信中。

<文・ニノマエヒビキ>

番組情報

セレブ男子は手に負えません
毎週(日) よる11:55~

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