【ABCテレビの探偵!　ナイショスクープ】こんにちは。周りの結婚・離婚ラッシュで「恋愛」ってなんだろうと思い悩んでいるM下です。ドラマのPRをするにあたり一番はじめに行う仕事は、プロデューサーをはじめとする制作部の方にドラマに託した思いや、視聴者の方にどんなことを届けたいかをヒアリングすることです。現在放送中のドラマ「こういうのがいい」（毎週日曜深夜0時55分※関西ローカル・TVerで配信あり）で、その打合せをしていたときにプロデューサー・川村Pから伺った話が印象的でしたので、ここで紹介できればと思い、今回は川村Pにバトンタッチします！

 初めまして。プロデューサーの川村です。ドラマ「こういうのがいい」は累計発行部数150万部突破の話題原作を実写ドラマ化。“ラベリング不要”な男女のトモダチ像を描きます。したい時に、したい事を、したい人と。恋しくなる相手は恋人とは限らない――そんなありのままの2人の男女何気ない日常にドキッとする共感が詰まったゆるくて気楽でエッチな日常系ドラマです。

 　この企画を考え始めた時には、これだけドラマ作品が世に溢れる中で、深夜に何となくテレビをつけて、胸がざわざわすることなく、ゆったり見れて、時に笑えて、時にほっこりする、悲しいことも切ないこともない、そんなドラマがあってもいいのでないかと思っていました。そのくらい気楽な作品になればいいな!　くらいに。 　でも原作を深く読み込んで、監督・プロデューサー陣とともに台本をつくり、役者の皆さんが演じた映像を見て、その考えは少しずつ変わってきました。

 　恋愛ドラマではないのに、恋人ってどういう存在なんだっけ?　自分は何を大切に恋してたっけ?　なんてことをすごく考えるようになりました。 　“フリーダムフレンド”という存在を果たして実際に求めるかは一旦置いておいて、恋愛に対する考え方が窮屈になっていることに気づけたことが大きいなと。

　例えば、恋人のために何となく休日に勝手に予定を詰め込まないように…とか(笑)。小さいことですけど、何か相手に言われた訳ではないのに先回りして気を遣ってしまうとか。 　そういうことって上手くいっている時は気づかなくても、上手くいかなくなるとストレスになるものですよね。恋愛って、難しい!! 　“お互いが心地よくいられる関係性”そうあるためには?　と考えると村田と友香の「思いやりはあるけど自由」というのがとてもしっくりきました。

　あれ？もっと気楽に恋していいのかも！こんな関係性をマネしてみようかな？と思う方もきっといるはず！

 　ですが、やっぱりあんまり小難しいことは考えず、ゆったり気楽に見てください(笑)。 　村田と友香が可愛くて仕方がなくなると思います！

 　▼執筆者プロフィール 　コンテンツ開発部・川村…ドラマプロデューサー。大分・中津の病院で生まれ、チキン南蛮の宮崎で育ったので、唐揚げの揚がり方にうるさいです(笑)。

（スポニチアネックス「ABCテレビの探偵！ナイショスクープ」より引用）