選手宣誓の伏線回収!「いい顔をして野球をしよう」八王子実践、9回土壇場で追いつくも…最後に見せた悔し涙

「夏の甲子園」こと第108回全国高等学校野球選手権大会5日目となる8月9日、1回戦第3試合で八王子実践(西東京)と鳴門渦潮(徳島)が対戦した。「いい顔をして野球をしよう」という選手宣誓が感動を呼んだ八王子実践の矢澤陵磨主将。初めて立った甲子園でも、その言葉通り選手たちは苦しい場面で何度も“いい顔”を見せた。そして9回、土壇場で試合を振り出しに戻した先に待っていたのは……。

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創立100周年の節目に、初の甲子園出場をつかんだ八王子実践。開会式で選手宣誓を務めた矢澤主将が口にしたのが、
「今、野球ができることは決して当たり前ではありません。だからこそ、高校球児はいい顔をして野球をしよう」
という言葉だった。
続けて「緊張した顔、勝負に敗れ涙をグッとこらえる顔、感謝の気持ちにあふれた満面の笑顔。いい顔で日々を過ごすことは、周りの方々に元気や希望を与えます」とも。

「いい顔をして野球をしよう」は、八王子実践が掲げてきたチームスローガンだ。“いい顔”とは、ただ笑っている顔だけではない。チャンスでは気を引き締めて集中し、ヒットが出れば満面の笑顔。劣勢では笑顔を、リードしている時には緊張感のある表情を大切にしてきた。矢澤主将も甲子園での戦いを前に、「満面の笑顔でまずは1勝」と意気込んでいた。

迎えた鳴門渦潮との1回戦。八王子実践は2回に1点を先制されると、鳴門渦潮のエース西村大輝投手をなかなか攻略できず、6回までわずか2安打。リードを許したまま9回を迎えた。それでもベンチやグラウンドでは、劣勢の中でも諦めない笑顔を見せる選手たちの姿があった。

1点を追う9回、八王子実践は2死一、二塁と一打同点のチャンスを作ると、ここで代打・金子侑樹選手がフルカウントからライト前へタイムリー。土壇場で試合を振り出しに戻す執念を見せた。

延長タイブレークとなった10回表は得点できず。その裏、鳴門渦潮にサヨナラタイムリーを許し、八王子実践は1-2で敗れた。初めての甲子園は、延長10回のサヨナラ負けで幕を閉じた。

試合後、矢澤主将の頬を涙が伝った。最後は笑って終わろうと思っていたという。それでも、敗戦の悔しさが上回り、最後に笑うことはできなかった。

そんな自身の表情について、矢澤主将は「それもいい顔のひとつかな」と振り返った。笑顔も、泥だらけの顔も、最後に流した涙も。選手宣誓で掲げた言葉は、最後まで八王子実践の甲子園を彩った。

なお、八王子実践と鳴門渦潮の試合ハイライトは、8月9日に放送された『熱闘甲子園』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)で紹介された。

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番組情報

熱闘甲子園
8月5日(水)の開幕〜決勝戦まで連日夜放送 ※休養日除く(予定)※変更の場合あり

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