狩猟免許をとったパワフルママが作る淡路島の新名物“ジビエ餃子”
今ではよく見かけるようになった、餃子の無人販売所ですが、淡路島の小さな港町にある無人販売所で売られている餃子は、普通の餃子とはちょっと違います。なんと、ジビエ肉を使った餃子なのです。作っているのは、大阪から家族で淡路島に移住した森田悠香(ハルカ)さん。農家の害獣被害を減らすため、そしてその美味しさを発見してもらうために奮闘するパワフルママです。
淡路市郡家。豊かな自然に囲まれた古民家が、ハルカさんの自宅です。海の近くでゲストハウスがしたいというご主人の夢があって、1年半前に大阪から移住しました。3人のお子さんを育てるハルカさんは、餃子店の店主であり、宿の女将さんであり、猟師でもあるのです。害獣に悩む農家さんのために駆除するだけでなく、餃子にして販売するのです。試行錯誤して作った、ニラやニンニクを使わないジビエ餃子には、淡路島産の玉ねぎやキャベツをたっぷりと混ぜており、臭みがなくて深い味わいと評判です。
ハルカさんの一日は朝6時半から始まります。宿のお客さんの朝食を作ったら、子供たちの朝ごはんも用意。朝食が終わるとお客さんの送り出し、餃子を一日200個作って、子供たちの送迎。合間をぬって子供たちと海水浴、夜は花火大会の見学と、何とも忙しい日々をおくっています。しかしハルカさんはこの夏、今までにない充実感を感じていました。
育児と家事に追われていた日々は、社会から孤立したような気持ちでふさぎ込むことが多かったようで、それを変えてくれたのが淡路島でした。本来の明るさを取り戻したハルカさんの人柄は島の人たちにも好かれて、ますますパワフルに。
「島ぎょうざはるちゃん」オープン一周年。ご主人の発案で、日ごろお世話になっている人たちを招いて、パーティを開くことに。無人販売所なため、普段顔を合わせる機会はあまりありません。ハルカさんは新メニューも披露したいと、ジビエ肉をたっぷり使った“ジビエハンバーグ”の開発に乗り出します。
淡路島の小さな港町、郡家にある「島ぎょうざはるちゃん」どんなハンバーグが完成するのでしょうか? 9月23日 土曜 午前11時から『LIFE~夢のカタチ~』でご紹介します。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)
「島ぎょうざはるちゃん」兵庫県淡路市
森田悠香さんが営む、ジビエ肉を使った餃子やハンバーグの無人直売所。