奈良・ならまちの果てにある“赤レンガの建物”は何? かつて“皇室に献上されていた奈良名物”とは一体…

奈良県奈良市のならまちエリアの果てには、謎の“赤レンガの建物”がある。「NDY(なんでやねん)」ことタレントの河合郁人とABCテレビの福井治人アナウンサーが調査すると、皇室にも献上された奈良名物との関係が判明した。

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謎の赤レンガの建物は、JR京終駅近くの住宅街にある。その正体は、1864(元治1)年に創業した醤油の老舗・井上本店イゲタ醤油の醸造所。井上本店の社長によると醸造所は、もともと井上本店さんのものではなく、別の用途で使われていたものだという。

醸造所を調査した河合は、入口の高さと奥行きの広さ、そして壁の上部についた煤(すす)のような汚れに着目。これらを元にかつて醸造所は、「かつて鉄道の車庫として使われていた?」と予想した。

奈良の歴史に詳しい奈良まほろばソムリエの藤井哲子さんいわく、醸造所と鉄道は無関係。醸造所にはかつて「大事なものが保管されていた」そうで、保管されていたものの歴史をひもとくと「かつては天皇陛下にも献上されていたほど奈良を代表するもの」とのこと。保管物のヒントとして藤井さんはNDYの2人に、「(ならまち)を“すみからすみまで”見て、新しいなんでやねんのページを奈良で開いてくださいね」と伝えた。

奈良名物を求めて、NDYの2人は東向商店街へ。奈良漬け、三輪そうめんといった名物の中でも、柿の葉寿司に注目し、商店街の隅にある1903(明治36)年創業の柿の葉すし本舗たなかを訪れた。従業員いわく同店の商品は、昭和天皇・皇后両陛下に献上されたことがあるのだそう。しかし保存期間や量を考慮すると、柿の葉寿司の保管は井上本店の醸造所に適さないため、NDYの2人は別の奈良名物を探し始めた。

やがてNDYの2人は、ヒントの“すみからすみまで”の“すみ=墨”と考え、1577(天正5)年創業の墨の老舗・古梅園へ。奈良といえば、国内の墨の95%以上を生産していることで有名だ。古梅園の墨は皇室に献上された歴史があり、建物の構造は井上本店の醸造所と似ていると判断し、保管物=墨と確信した。

自信満々なNDYの2人だったが、2人の推理の結果は100点中……0点!墨はまったく無関係だった。NDYの2人がたどり着くべきだったのは、古梅園の近くにある人気かき氷店・ほうせき箱だ。実は奈良は、「氷食文化発祥の地」と言われ、かき氷が名物。ほうせき箱には、奈良かき氷ガイドという冊子がある。

奈良かき氷ガイドを開くとあるページには、「大切に貯蔵した氷は、暖かい季節がやってきてもなお残り、天皇をはじめとする皇族や高位の人々が涼を取って楽しんだ」という記載が! つまり、井上本店の醸造所の前身で保管されていたものは氷だった。

藤井さんいわく、「(奈良では)古代から山間部の方で氷をずっと作っていた」「奈良時代から(氷の)献上制度が始まって、枕草子にも言葉が出てくる」とのこと。井上本店の醸造所は、かつて製氷会社・龍紋氷室の工場であり、貯氷庫だったそうだ。

なお、ならまちの赤レンガの建物にまつわる一連の謎は、情報番組『newsおかえり』(毎週月曜~金曜午後3時40分、ABCテレビ)内の「福井×河合のなんでやねん!?」3月24日放送回で紹介された。

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番組情報

河合&A.B.C-Z塚田×福井アナ「なんでやねん!?」(news おかえり)
毎週(火)

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