「ポツンと一軒家」から衛星ネット回線で株式トレード。6年半ぶりに再訪したら、AI活用で超ハイテク化されていた
衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)。2月15日(日)の放送回では、愛媛県の“ポツンと一軒家”を訪れた。
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実は今回目指す愛媛県の“ポツンと一軒家”は、初めて訪ねる家ではない。捜索隊が前回訪ねたのは、今から6年半前の2019年。元々、東京と横浜で結婚式や成人式の写真を撮るフォトスタジオを経営していたご主人。現役時代はプロのカメラマンとして大忙しだったが、スタッフが増え、社長業に専念し、現場を離れるとうつ病を発症。精神的な安定を得るため、子どもの頃に憧れていた山暮らしを決意した。2017年に住んでいた東京のマンションを売り払い、愛媛県の山を買って単身移住。以前の所有者が山小屋として使っていた“ポツンと一軒家”に住み込み、インターネット環境を整えて会社の業務を遠隔でこなしながら、千葉県の実家で両親と暮らす妻が定期的に行き来する生活を続けていた。
そんなご主人が1人、山にこもって始めたのが、ログハウス作りだった。最初の放送でご主人が住んでいた山小屋は、あくまでも仮の住まい。当時はそこから50メートルほど登ったところに丸太でガレージを建築中。いずれその上に自宅を建てることを計画していた。あれから6年半、無事住まいは完成したのだろうか。捜索隊は再び、愛媛県の山奥の“ポツンと一軒家”へ向かった。
“ポツンと一軒家”までの道のりは、当時と変わらず。見えてきた山小屋は、6年半前にはなかった建物が増設され、山小屋までの砂利道も舗装されていた。以前とはだいぶ生活が変化しているようだ。
山小屋を訪ねると、そこには懐かしいご主人の姿が。「変わらないですね」という捜索隊に、「体力が落ちましたけどね」と笑顔で答えるご主人。山小屋の変化について尋ねると、「前回放送から、工事や作業を手伝いに来てくれる人が増えて、外にキッチンを作ったんですよ。県内外から100人くらい来ました。観光コースになって」という。
ご主人は動画サイトに自身のチャンネルを持ち、山奥での家作りや日々の暮らしぶりを公開している。たった1人の奮闘ぶりを失敗も含めありのまま見せる動画は、『ポツンと一軒家』放送後、にわかに注目を集め、中には再生回数が30万回を超えるものも。「放送前は登録者数十人だったのが、いきなり4万人になった」のだそう。
そんな中、作業を中断せざるを得ない出来事が起きた。それがマダニに噛まれたことで発症した日光アレルギーだ。ご主人曰く、「狩猟免許取ってイノシシ猟を始めたら、イノシシに襲われそうになって。そのストレスフルな状態でマダニに噛まれたら、日光アレルギーになって、1年半くらい外に出られなくて、作業もできなくなって……」という。
それを機に6年半に作っていた丸太のガレージを住居に改装し、山小屋は仕事部屋にした。Wi-Fiから、衛星ブロードバンドインターネットを導入。コロナを機に会社経営から退き、今はここで株式トレードを行っている。
3年前に引っ越したというガレージハウスにも訪問。ガレージとして建てていたために、玄関を開けるとすぐにトイレという斬新な間取りになっている。電力は、四国電力と屋根に載せたソーラーパネルの電力をハイブリッドインバーターで使用。夏の電気料金は基本料金のみになるが、導入に140万円もかかった。
水は、湧き水を浄水器を通して使っている。6年半の間には大雨が降ると湧き水が濁ってしまう問題があったが、なんとAIがその問題を解決してくれた。「チャットGPTに『濁った水が入って困るんだけど、なんかいい方法ない?』ときいたら、『この部品を買って組み立てて、このプログラムをインストールしろ』と指示してくれた」というから驚きだ。
現在は、ガレージハウス前の街を見下ろすウッドデッキに、大ヒノキ風呂を作るために奮闘中。住居から50メートルの場所にある五右衛門風呂が不便だという妻のリクエストで、家の前に風呂を作っているのだそう。材料となるヒノキは、300万円もの製材機を購入して、原木から切り出している。
6年半前に建築中だったガレージを住居に変更し、AIの力を借りながら逞しく暮らしているご主人。千葉県の実家で父親の世話をしている同い年の妻は、今も以前と変わらず行ったり来たりだが、絶景のヒノキ風呂を夫婦で楽しめる日もそれほど遠くはなさそうだ。
ゲストに平祐奈と橘ケンチを迎えたバラエティ番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)は、2月15日(日)の放送で紹介された。

















