「ポツンと一軒家」運命に導かれて…。ダム建設であえて山奥に移転した父と、介護Uターンした三女の「いいことありそう」な因縁にほっこり

衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)。1月25日(日)の放送回では、岡山県のポツンと一軒家を訪れた。

【TVer】ダムで沈んだ集落よりもさらに山奥に建つポツンと一軒家。亡き父が愛した場所を受け継ぎ守る女性が明かした両親への想い、そして数奇な運命とは…!?

捜索隊は、岡山空港から車で2時間の最寄りの集落で聞き込みを開始。なんと1件目のお宅で、目的の“ポツンと一軒家”は多目的ダム建設のために山奥に移転し、高齢の父と娘さんが暮らしていると教えてもらい、現地へ向かった。

ダム湖の大きな橋を走り抜け、細い山道を進んでいくと、山肌があらわになった急な斜面の前に、立派な二階建ての日本家屋の“ポツンと一軒家”を発見。対応に出てきてくれた女性に話をきくと、父はすでに亡くなり、74歳の彼女が2匹のビーグル犬と4羽のニワトリと一緒にここに住んでいるという。

女性は、この家を建てた一家の四姉妹の三女。実家は元々2kmほど離れた場所にあったが、平成17年に完成した多目的ダムの建設のために移転。13地区、504戸、約2000人もが暮らしていた場所が、総貯水量8410万立方メートルの水の底へと沈んだ。

多くの住人が利便性を求めて街へ転居するなか、林業を営み、生涯を山に捧げた女性の父親は、「町はキライ。山に住みたい」と、所有していた山奥の田んぼ跡地にこの大豪邸を建てたという。「変わり者だから、山が良かったんでしょう」と女性は明るく笑いながら話してくれた。

女性は中学を卒業した後に、岡山県内の縫製工場に就職。20歳で結婚し津山市へ移り、3人の子宝に恵まれたが、末娘が高校を卒業した後に離婚。病院で介護士として働きながら1人で暮らし、14年前60歳で病院を退職したのを機に、80歳を超えた両親を介護するため、この「ダムの上のポツンと一軒家」に戻ってきた。

「建築当時にはこの地にいなかったので、詳細がわからない」という女性。次女が嫁いだ工務店が建てた立派な母屋には、今は誰も住んでいないという。大きな吹き抜けの玄関には、長女がハンドメイドしたパッチワークのタペストリーが飾られ、「旅行が好きだった」という父が集めた各地の提灯が部屋に飾られている。家族の息吹が感じられる母屋は、高齢の両親の介護のために玄関はバリアフリー化され、廊下には手すりがはりめぐらされている。今は仏壇に供えられた両親と祖父の位牌が、この家を見守っている。

彼女はこの母屋の裏に建てた離れに住んでいた。大きな母屋とは対照的なこじんまりとした平屋は、彼女だけの城だ。毎朝、鶏小屋でニワトリが産む卵を取り、裏庭の畑で育てた野菜と食す。捜索隊がご馳走になったおでんに入っていたこんにゃくは、なんと手作り。手間暇かけて自然の恵みを日常に取り入れている彼女の生活が垣間見れる一品といえるだろう。

「(私が帰ってきた)縁があるんよね。不思議だわ」と笑顔を見せる彼女。父親が93歳で大往生を遂げた日は、奇しく彼女自身の誕生日。捜索隊の「なぜここに住み続けてらっしゃるんですか?」という問いに女性は、「絶対ここは守らにゃいけんで(守らないといけない)と言われたような感じがして。恩返しじゃないけどな。ここに居たらええ事がある。死ぬまでここにいる」と、運命のようなものが彼女をこの地に導いたことを語ってくれた。

ダム建設のために家の立ち退きを余儀なくされ、他の住人が町に移る中、静かな山奥での暮らしを選んだ両親。その想いを受け継いだ娘は、この地で愛犬と暮らし家を守っていく覚悟を決めた。ポツンと一軒家で1人暮らし。それでも明るい笑顔を絶さない女性を見ていると、確かにいいことがありそうだ。

ゲストに須藤理彩と高橋光臣を迎えたバラエティ番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)は、1月25日(日)の放送で紹介された。

ABCテレビ・テレビ朝日系列「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時54分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

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