おいでやす小田 19年地下芸人だった過去「いろんな後輩を見送った」
こんにちは!日本一陽気なオフィスレディ喜多ゆかりです。
今回は、伊野尾慧さんと松本穂香さんW主演『50分間の恋人』で、伊野尾さん演じる世界が注目する天才ゲームクリエイター晴流の上司・米田大祐を演じるおいでやす小田さんにインタビュー!

19年もの下積み時代、なんと裸芸をやろうとしていた時期があった!?また、筆者がアナウンサー時代に担当していたラジオにゲストで出演いただいたときのお話も。俳優という仕事に真摯に向き合うおいでやす小田さんの意外な…いや、まさにおいでやす小田さんらしい一面が明らかに…
――『50分間の恋人』のオファーが来たときは、どう思われましたか?
今まで、連続ドラマは何作品かやらせてもらっていますが、こうして継続してドラマのオファーがいただけるのは、ありがたいなというのが一番です。
――俳優としてのオファーは、小田さんにとってどのようなお気持ちですか?
嬉しいです!嬉しいです!僕は下積みがとにかく長かったんですよ。19年地下芸人でしたから、本当に世に出るのが誰と比べても遅いぐらいやったんです。

――そんな時期、大阪でラジオにゲストで来ていただいたりしましたよね?
でも、そういうのってほんまにたまにじゃないですか。普段は、ずっと劇場での仕事がメインで、「来年こそは、来年こそは」って言って、いろんな後輩を見送った19年だったんです。その過程で、とにかく世に出れへんから、裸芸とかリズムネタとかそういう飛び道具的なことをやろうとしたときもあったんです。
――小田さんリズムネタをやろうとしていた時期があったんですか!?
でも行動に移す前に、R-1グランプリの決勝にいけたので、そういう方向に行かなかっただけで、本当にわからなかった、ギリギリやったんですよ。そして、ありがたいことに、まさにこのABCテレビのM-1グランプリでこがけんとのコンビ「おいでやすこが」で世に出させてもらいました。しかも、いわゆるワイシャツとネクタイスタイルで「普通のおじさん」として世に出れた…からには、等身大のおいでやす小田として「俳優をやらせて欲しい」と思っていたんです。それは、「普通のおじさん」として世に出た強みだと思うんです。だから、お声がけいただけたのかなと。役者さんの仕事とかもやりたいと僕はずっと常々思っていたので、素直に嬉しいです。

――『50分間の恋人』での役、米田大祐は関西弁も封印ですね。
そういう役なので関西弁は出ないのですが、僕は結構嬉しかったんですよ。いつもの自分と全然違う人を演じる方がやっていて楽しいんです。
――『50分間の恋人』の会見で、小田さんは意外とアドリブを入れないと伊野尾慧さんもおっしゃてましたね。
なんていうか、やっぱり…現場では「お邪魔している」という感覚が強いです。お笑い芸人なので、邪魔したくないし、ドラマの現場で勝手なことをやっていいかわからない。とにかく、その場を滞らせたくないというのが勝っちゃいます。本業ではないのでプロの方たちに任せたいなって思うだけです。でも、リハーサルでなかったことを仕掛けられたときがあったので、そのときはもちろん乗って返しましたけどね(笑)。自分からは、やらんって決めてます。

――ドラマの中では、ファーストクロニクルやカスタマーパースペクティブなど、言いにくそうな言葉が結構出てきますね。スムーズにいきましたか?
いやいや、たぶん変になってましたよ(笑)。例えば「今回は」という言葉が言いにくかったら、もう監督の「スタート」がかかる直前まで、ずっとそれを言うんですよ。「今回は、今回は、今回は、今回は、今回は、今回は…スタート!」みたいな感じで乗り切りました。でも、それも皆さんに迷惑をかけないように、NGを出したくないですからね。
――小田さんが演じる専務・米田大祐は会社員ですが、小田さんは芸人さん以外になりたかった職業ってありますか?
もう大学入ったときにはお笑い芸人をやろうと思っていたんです。大学は中退しているんですけど、両親から「卒業だけはしときなさい、後悔はせんと思うから」って言われながら通っていたんです。でも、会社員に憧れがなかったとかではないんですよ。それこそアルバイトも何個もしましたし、そのときに接する社員さんは会社員なわけですから、その仕事ぶりなどは見てたので、知ってはいるんですけど、芸人というたまたまやりたい職業が出来たから、自分に正直にお笑いの道に進みました。

(後編へ続く)
ドラマ『50分間の恋人』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週日曜よる10時15分放送。放送終了後、TVerで見逃し配信。
▼筆者プロフィール 喜多ゆかり 元ABCテレビアナウンサー。現在は“日本一陽気なオフィスレディ”として取材・インタビューなども執筆。



