車のSOS現場に急行するJAF隊員の奮闘に密着! バッテリー上がりから、路上のポールが車にハマる珍トラブルまで!
車を利用する機会が増える秋の行楽シーズン。車のトラブルで救世主となるのがJAFのロードサービス隊です。兵庫県で奮闘する3人の隊員に密着しました。
神戸市灘区にあるJAF神戸基地。キャリア5カ月の垣崎知紀隊員(32)は、消防隊員からJAF隊員になった異色の経歴の持ち主。社内の資格に合格し、10月にひとり立ちしたばかりです。
この日は午前8時45分からの8時間勤務で、始業早々、さっそく依頼が入りました。依頼者は神戸市東灘区の一軒家に住む70代の男性。2か月ほど使っていなかった車に乗ろうとしたところ、バッテリー上がりで動かないそう。
最近の車はカーナビやドライブレコーダーなどの電子機器が多く、駐車中も常に電力が消費されているため、定期的にエンジンをかけないと動かなくなることが。柿崎隊員は小型電源をつなぎ、わずか10分で車を復活させました。
続いての現場は須磨区の山間部。こちらもバッテリー上がりで車が動かなくなっていました。依頼主の30代男性によれば、車はこの日に借りたばかりのレンタカー。前日も車のトラブルに悩まされたそうで、男性は「昨日からこんなことばっかりで辛いです」と苦笑いです。
その後もバッテリー上がりが1件、カギの閉じ込め1件の依頼をこなし、この日の勤務を終えた垣崎隊員。「今日もまた新しいことを学んだ」「経験になったなと思っています」と充実感にあふれる表情を見せてくれました。
ところ変わって、こちらは姫路市のJAF姫路基地。入社10年目の野村文彦隊員(34)が、依頼を受けて市内の現場へと向かいます。依頼者の男性によると、知人宅の駐車場にバックで停めようとして失敗し、左後輪が側溝にはまってしまったとのこと。
野村隊員はすぐさま状況を把握。車体の左後ろをジャッキで持ち上げ、開けたスペースにコンクリートや角材を入れてさらに持ち上げる作業を繰り返し、およそ10分後に車は無事に救出されました。
続いて向かったのは兵庫県太子町。突然エンジンがかからなくなったという車を調べた野村隊員は、バッテリーが弱っていると判断し、新品と交換。依頼者の60代男性は「バッテリーまで持ってるのは知らなかった」「助かりました」と素早い対処に感謝していました。
【動画】年間4000円の会費でJAFへの出動依頼はすべて無料。払うのはバッテリーなどの実費のみです。
一方、神戸市西区にあるJAF西神基地では、27年目のベテラン隊員・山口洋一班長(47)が、「珍しいトラブル」の依頼を受けて現場に急行。依頼者の運転する車のフロントバンパーの内側に車止めポールがはまり、身動きが取れなくなったというのです。
まずはジャッキで車体を持ち上げる山口隊員。汗だくになりながら慎重に車を動かし、ついに救出に成功しました。しかし、ポールに突っ込んだ衝撃で車が故障しており、自走は難しいと判断。ディーラーに搬送することになりました。
休む暇もなく次の現場へ。続いてのトラブルはタイヤのパンクです。右の後輪の側面に大きな傷がみられ、修理ができないためタイヤ交換が必要になりますが、依頼者はスペアタイアを持っていませんでした。
そこで、JAF のタイヤの貸し出しサービスを提案する山口隊員。JAFでは会員であれば、無料でタイヤを借りることができるのです。幸い、サイズの合うタイヤがあり、無事に交換が完了。依頼者の男性は待たせていた妻の迎えに行くことができました。
依頼者からの「ありがとう」がパワーになり、「毎日が楽しいです」と山口隊員。24時間365日、JAFロードサービス隊はドライバーのSOSに応えています。
さまざまな車のトラブルに急行するJAF隊員の活躍は、11月26日(水)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。















