『探偵!ナイトスクープ』「松田聖子になりたい!」3児を育て上げた59歳シングルマザー、憧れの聖子ちゃんに大変身し…親子愛にも涙
10月31日放送回の『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)は「ハロウィン!驚きの大変身スペシャル」と題し、依頼人がまさかの大変身を遂げる名作3本をお届け。トリを飾ったのは、2024年5月24日に放送された、福岡の女性(59)からの「私を松田聖子にしてください」という依頼だ。中学生の頃から松田聖子がずっと憧れの存在だという依頼人は、「1回だけ、束の間でいいから、聖子ちゃんになってみたい」と切望する。

桂二葉探偵が依頼人に「聖子ちゃんのどこが好きですか?」と質問すると、「強いところ」との答えがあった。週刊誌に「おでこがしわくちゃ」と揶揄された聖子ちゃんが、前髪を上げておでこ丸出しでテレビに登場した姿を見て「かっこいい!」と感銘を受けてから、聖子ちゃんの存在が心の支えに。
ずっと好きな曲は「赤いスイートピー」だが、特別な曲は、聖子ちゃんが一人娘・神田沙也加さんへの想いを込めて作詞したバラード「私だけの天使〜Angel〜」。依頼人は、離婚後シングルマザーとして3〜4つの仕事を掛け持ちし、3人のお子さんを必死で育て上げた。特に末っ子に寂しい思いをさせてしまったことを悔いる気持ちが、まさにこの歌の歌詞に重なるという。

依頼内容は「80年代の聖子ちゃんヘアーで、スクールメイツを従えて、親衛隊の前で」「昭和の歌番組のように階段を下りながら、聖子ちゃんの曲を熱唱したい」と具体的だ。この願いを叶えるために、ブライダルドレスのお店を訪れた依頼人に、“心斎橋のシンデレラ姫”が魔法をかける。

その間、二葉探偵はスクールメイツと親衛隊を探しに日本橋へ。地下アイドルプロデューサー、地下アイドルとそのファンの協力を取り付ける。余談だが、ファンの中に双子を発見した二葉探偵が「すご! そっくり!」と心の底から感動していた。

大変身した依頼人が高級ホテルのエントランスに到着し、夢の舞台を目の当たりにして思わず息を飲む。

さらに依頼人を驚かせたのが生バンド。80年代の歌番組には生演奏がつきものだったのだ。第一弾のサプライズ、大成功!

もう一つのサプライズがシークレットゲスト。依頼人が「幼い頃に寂しい思いをさせてしまったのでは」と心配する、末っ子さんを招待したのだ。母親について「芯の強い人」「世界で一番尊敬できる人」と誇らしげに語る彼の目が、母の夢が叶うことを想像しただけで早くも潤んでいる…!

二葉探偵が「松田聖子、一夜限りのコンサートです! どうぞ!」とアナウンスすると、大歓声を浴びながら聖子ちゃん(に扮した依頼人)が登場! 中央階段を降りながら「夏の扉」を堂々と歌いあげる。親衛隊との掛け合いも完璧だ。

2曲目のスタンバイ中に、末っ子さんを中央階段の真正面に立たせる二葉探偵。再び階段に登場して「私だけの天使〜Angel〜」を歌い始めた依頼人は、すぐに息子の存在に気付き、足が止まってしまう。だが、エスコートしてくれる息子に向けて、声を詰まらせながらも歌を届ける。

なんとか歌い切り、号泣しながら抱き合う母と息子。大きな感動と拍手に包まれて、夢の舞台がフィナーレを迎えた。


なお、この依頼VTRは、10月31日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された




