兵庫・丹波篠山に“異世界の入り口”が!? 丹波篠山の一大産業として人々を支えたモノを探し出せ!ほら、すぐそこにあるよ!!

兵庫県丹波篠山市に一大ニュース!? なんと、同市に“異世界の入り口”があるのだ。「異世界ってどういうことだろ? ワープしちゃうみたいな感じ?」「『ファンタジーなんでやねん!?』じゃないですか!」などと、A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの福井治人アナウンサーがワクワクしながら現地へ向かうと……!?

【TVer未公開映像】「変なことばっかり考えているから!」最高得点はわずか33点……福井治人アナが低い点数ばかり取る理由に、A.B.C-Z塚田僚一が気づいた!?

“異世界の入り口”は、丹波篠山の市街地から車で10分ほど東に行った田園地帯にある。それは、短いトンネルのような謎の構造物で、非常に古そうでここだけ時間が止まっているかのようだ。石でできた頑丈そうなこの構造物は、高さが約2メートル。農作業用具が置かれており、長らく人が足を踏み入れていないようだ。

異世界の入り口から続く土手沿いを塚田と福井アナが調査すると、よく似たトンネルのような謎の構造物と、さらにはレールを発見! そのそばには、「篠山線廃線跡」と記された看板もあり、異世界の入り口=篠山線の橋梁と2人は推測した。

異世界の入り口は、JRの前身である国鉄・篠山線の橋梁で正解! 鉄道ライターの伊原薫さんによると、篠山口駅〜福住駅までの全6駅17.6kmを結んでいた篠山線は、1972年まで運行していたという。実は、「あるモノを運ぶのを目的に敷かれた路線」で、あるモノとは「丹波篠山の一大産業として人々を支えたモノで日本中が必要としたモノ」だったとのこと。

かつて篠山線は、何を運んでいたのか? 塚田と福井アナに伊原さんは、「村雲駅があった場所の周辺を探ってください」「そこにちゃんと形跡が残っている」とヒントを与えた。さっそく村雲駅跡にやってきた塚田と福井アナは、近くの農業用ハウスで聞き込み調査を開始。そこで2人は、丹波篠山が「『東の魚沼』『西の丹波篠山』と言われるぐらいの米どころ」だと知った。

篠山線が運んでいたモノに、農作物が関係しているかも? そんな考えが塚田と福井アナの脳裏に浮かんだが、2人は「日本の人たちが必要としているモノというから、なんかやっぱりスケールが大きいんですよ絶対!」「名産品とか特産品とか多分そんな甘い答えじゃない!」と断言! 「鉄道ネタは歩いて探せ!」という伊原さんのアドバイスを思い出し、調査を続行した。

やがて塚田と福井アナは、不自然にゴツゴツした謎の石を発見。この石からかつてこの地には、「丹波でしかとれない価値のある頑丈な石」が存在し、それが一大産業として人々を支えたと仮定した。そして、「異世界の入り口、あの橋梁を通って篠山線の列車が運んだモノ……それは丹波篠山で取れた建築用の石」「戦後、日本の建築ラッシュに必要だった石は丹波篠山から運び出された」という最終予想を立てた。

自信満々な塚田と福井アナの推理は、100点満点中……わずか5点! 謎に石は関わっているが、建築用の石ではなく、戦時中の軍需産業を支えた鉱石「珪石」が正解だった。伊原さんいわく丹波篠山は、「日本でも有数のめっちゃ良質な珪石が取れる場所」とのこと。塚田と福井アナがたどり着いた村雲駅跡にも、実は珪石の原石が置かれていたのであった。

大砲や溶鉱炉の耐火レンガなどに使われた珪石は、戦時中の日本にとって必要なモノだった。篠山線は、珪石の輸送を主な目的として、太平洋戦争中の1944年に軍の要請で敷設。あの異世界の入り口のような橋梁を通って、珪石を日本全国に運んでいたのだった。

実は伊原さんは、「形跡(珪石)が残っている」と答えを匂わせていたが、塚田と福井アナは全く気付かなかった。なお、またもや低い点数をとった塚田と福井アナの謎解きは、情報番組『newsおかえり』(毎週月曜~金曜午後3時40分、ABCテレビ)内の「福井×塚田のなんでやねん!?」10月21日放送回で紹介された。

番組情報

河合&A.B.C-Z塚田×福井アナ「なんでやねん!?」(news おかえり)
毎週(火)

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