日本百名山を制覇した美女登山家が世界遺産の古道を登る〜天狗倉山(三重県)のご褒美メシは海の幸弁当!
気軽に登れる山=低山には心動かされる様々な魅力が満載。
ロシア出身のモデルで登山系YouTuberの安涼奈(アリョーナ)さん。現在は日本で会社員としても働きながら登山を続けています。日本百名山制覇をはじめ、これまでに五百座以上の山に登ってきた安涼奈さん、今回は三重県の天狗倉山へ。日本有数の多雨の都市、尾鷲市に聳える標高522mの低山。世界遺産の熊野古道や天狗伝説が残る巨岩など、見どころが満載の山なんです!山頂からは尾鷲湾が見下ろせるそうですよ。楽しみですね。

道中は生憎の雨。でもそこは山に慣れた安涼奈さん、「十分な準備をして行けば、むしろ雨の日にしか見られない景色もあるので楽しめますよ」とのこと。今回の登山は鷲下登山口から馬越峠を通って山頂に至るというルート。登り始めから峠までの道が『熊野古道・伊勢路』の一部として世界遺産に登録されています。今回の「伊勢路」は、伊勢神宮と熊野三山を結ぶ参詣道。背の高い檜の林の間を縫うように、江戸時代に整備されたとされる苔むした石畳の道が続き、幻想的な光景を楽しむことができます。


「雨の日には低い山にも雲がかかって、まるで日本の昔話に出てくる風景のようじゃないですか」と話す安涼奈さん。眺めを楽しみつつ先に進みます。やがて、明治時代までは茶屋があって旅人が一息入れていたという馬越峠に到着。「休憩といえば・・・団子ですよね!」と、ここでも日本の風情に詳しい安涼奈さんでした。この茶屋の跡地にはスタンプが設置されていて、古道の石畳がデザインされた記念のスタンプを押すことができます。

ここからは熊野古道から分かれていよいよ天狗倉山の山頂へと続く登山道へ入っていきます。足元はそれまでの石畳から、大きな岩がたくさん積み重なる森の急坂へと変化。少し息を切らせながら登ったその先には見上げるような巨岩が姿を現します。通称「天狗岩」。実は天狗倉山の山頂とされているのはこの岩の上で、そこへ続く高さ10mもの鉄の梯子が用意されています。「雨に濡れて滑りやすくなっているので慎重にいきますね」と、ついに登頂完了!広さ約20畳のこの岩の上からは、紀伊山地に連なる「おわしアルプス」の山々、尾鷲市の街並み、豊かな漁場でもある尾鷲湾などが一望できます。降り続いていた雨も上がって、待望の景色も堪能できた安涼奈さん、あとは「頂きメシ」が待っていますよ〜!


さて、お待ちかねの「頂きメシ」は地元で取れた沖ギスを使った蒲焼弁当。実は天狗倉山の麓にある尾鷲湾は豊かな漁場としても知られています。山から流れる綺麗な水、そしてその豊富な水が栄養分を運ぶことで海の環境が整えられているのだそう。山に登って海の幸を堪能する。これも日本の低山の楽しみですよね、安涼奈さん。お疲れ様でした!


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