「儲かるから、森林を切ってでも置いちまおうぜ」 べらんめぇ口調の元官僚が赤裸々トーク! 日本の再エネ賦課金とメガソーラーの実態とは!?『正義のミカタ』YouTube
最強専門家軍団が、ニュースの正しいミカタを徹底解説する情報バラエティ番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)。東留伽アナウンサーがMCを務める番組公式YouTubeチャンネル「正義のミカタチャンネル」で、エネルギー・資源の専門家である石川和男氏が、日本の再エネ賦課金とメガソーラーの実態を赤裸々に語った!
石川氏は、通商産業省(現・経済産業省)資源エネルギー庁で官僚として活躍した人物だ。その語り口は江戸っ子のような小気味良い“べらんめぇ”調。東留伽アナが開始早々「もうね、しゃべり方が…落語家さん、されてたんですか?」と質問を投げかけると、「よく言われるんだけど、自分じゃそういう感覚が最初なかったんですよね」と石川氏。テレビに出るようになり、周りから指摘されて映像を見て初めて「やっぱそうだな」と自覚したのだという。
東留伽アナに「長い肩書のエネルギーの班長をされてたんですね?」と話を振られ、石川氏が「ここで言っちゃっていい?」と当時の役職名を口にすると…その長さは35文字分! 「お経みたいでしょ?」と言う石川氏に、東アナは「寿限無聞いてるのかなって思っちゃう」と苦笑い。
石川氏によると「こういう長ったらしい肩書ってのは、結構役所ってのはありましてね。これ全部そらんじて全員言えるんですよ、自分のポスト」とのこと。
東日本大震災後の2012年に、再生可能エネルギーで発電した電気を、国が定める価格で電力会社が一定期間買い取るFIT(固定価格買取制度)がスタートした。石川氏いわく、「電気を高く買い取りましょうという制度」だが、その頃には石川氏はすでに経産省を辞めて民間人だったそう。石川氏は、その前身の前身にあたる“余剰電力買取制度”を官僚だった1992年に作ったといい、その制度を「あんまり儲かんないねみたいな制度」と表現。
1992年は、気候変動問題に関する国際会議「地球サミット」が開催され、“国連気候変動枠組条約”が採択された年。世界中で地球環境を守りましょう、太陽光や風力を使った再生可能エネルギーを増やしましょう、という機運が高まった。石川氏によると「日本もそれに付き合おうかと」なり、当時の宮澤喜一総理が国際会議の場で「日本はこんなことやってます」と発言するネタのひとつにする、というのが“あんまり儲かんないねみたいな”電力買取制度の始まりだったという。
自宅の屋根に太陽光パネルをつけ、一家で使う電気よりもたくさんの量を発電した場合、当然電気は余ることに。この“余剰電力”を捨てるのはちょっと勿体ないので買い取ってあげましょう、ということでスタートしたため「その時の値段設定はプラスマイナスゼロ」。電力会社が配っている料金と同じ値段で戻しましょうという考え方だったという。
東アナが「自家発電で余った分だけお裾分けみたいな話ですね」と言うと、「そう!だからそんな、お前がボロ儲けできるくらいそんなことをやりゃしねーし」と返す石川氏。
「再生エネルギーって言ったって、はっきり言って原子力とか火力に比べたら、言っちゃ悪いけどゴミみたいな電気だからねあれ」とべらんめぇ口調の勢いが増していく!
ここで「あのね、私悪口言ってるわけじゃないの」と声をひそめて前かがみになった石川氏は、2020年に始めた自宅での太陽光発電エピソードを語り始める。「これで結構儲かっちゃってるんだけど」という石川氏、そのせいで「あんまり最近太陽光の悪口は言わなくなっちゃった」と告白!
続いて、今問題になっている“再エネの賦課金”について語り始めた石川氏は「電気料金のかなりを占めていて。皆さんも電気料金の明細見てみてください。たぶんびっくりするよ! え?こんなに払ってるの?みたいな感じ」とコメント。東アナも「(売電収入が)高くお得になっている方たちの半分の補助は国民の負担ってことですよね」と疑問の表情を浮かべる。
石川氏は「だから儲かるから、森林を切ってでも(ソーラーパネルを)置いちまおうぜ、っていうのが日本。世界中でこんなことやってるの日本だけだよ」と指摘する。
後半では、海外が仰天!日本の特殊なメガソーラーの実態を石川氏が解説。気風の良い語り口で展開される、トークの全貌はYouTubeをチェック!
