市民のための新しいエンタメ計画に暗雲……王宮アイドルの行く末は!?『週刊ラノベアニメ』11話
気鋭のライトノベル作家とイラストレーターがタッグを組む、1話5分×4連作のショートアニメプロジェクト『週刊ラノベアニメ』。フィナーレ目前の11話はどんな展開に!?
■バディの女性警官を抱きしめて名前を連呼。セクハラで訴えないでください!?
警察官連続殺人事件の容疑者にされた、記憶喪失の刑事・時城(CV:石川界人)が主人公の『Jack the Reaper』。10話で時城と一緒に黒い男に刺殺されてしまった小町(CV:本渡楓)が、時城のタイムリープ先にいつものように姿を現すと、時城は安堵して小町に抱き着く。
リープ直前に死を迎えながら、館内放送で小町の苗字・涙坂の読み方が「うるるざか」だとようやく知った時城は、彼女を抱きしめながらその名前を連呼する。
「涙坂、涙坂、涙坂……!」
「――ほんっとう~~に、すみませんでしたぁぁぁ!!!」
我に返り、抱き着いたことを土下座して詫びる時城。
時城「この度は大変なご迷惑を……!」
小町「そうですねぇ。いきなり抱きしめられるなんてビックリです」
時城「セクハラで訴えないでください!」
小町「え~? どうしましょうか、お父さん以外の人にあんなことされるの初めてでしたし」
「今回だけ特別に許してあげます。状況が状況ですしね」と事件の話を始めた小町に、時城は「俺をここから連れ出して証拠保管室に行かせてくれ!」と頼み込む。 詳細を話すよう迫る小町に、時城は「わかった。でも何を言っても怒って出て行ったりしないでほしい」と前置きし、自分の置かれた状況を話し始めるが……。
【TVer】「俺は今タイムリープに巻き込まれてるんだ」「このままだと俺は死ぬ」「記憶喪失で事件のことは何も覚えてない」すべてを語った時城に、涙坂の反応は……?
■公園で告白の返事を促すと、お決まりの“フラれる時のセリフ”が始まり…
『傷心タイムリープ』10話ラストで、クラスメイトの和瀬(CV;坂田将吾)に想いを告げた若菜(CV:高柳知葉)。「少し、歩くか」と言う和瀬とともに夜の公園へ。
和瀬「若菜は昔、どんな子どもだった?」
若菜「うーん…公園でみんなが遊んでるのを見ても『入れて』って言えないタイプかな」
和瀬「ちょっと意外だな」
昔の自分を振り返った後、「聞かせて、返事」と和瀬に告白の返事を促す若菜。
和瀬「若菜とは、高校に入ってすぐに喋るようになって、俺の中では最初に友達だと呼べるようになったのがお前だった。何回席替えをやっても、嘘みたいに隣同士になって――」
話し始めた和瀬の横で、表情を曇らせる若菜。
和瀬が話しているのは、いつも若菜を振る時に語るお決まりのセリフだったのだ。
(すごく良いことを言ってくれているように聞こえる。でも、私は知ってる。この後彼は、決まってこう言うのだ)
若菜の心の声に、和瀬の声が重なる。
「――ただ、やっぱり俺の中では友達としての感覚が強かった。これからもずっと仲のいい、異性の友達の一人だって」
目を伏せる若菜。
(ダメだった。どれだけ近づいたように見えても、自分の行動を変えてみても。和瀬が私を好きになることは…)
泣き出しそうな若菜の隣で、次に和瀬が告げた言葉は意外なものだった――。
【TVer】和瀬の言葉に、驚いて顔を上げた若菜。若菜が変え続けた自分の過去は、和瀬との関係にどんな変化をもたらしたのか――?
■カワイイ男の娘VTuberにテクニックを学べ! 祐樹、弟子入りを志願!?
かわいい従妹を手ひどくフッた男に復讐するため、痩せて美女に変身し、惚れさせて復讐してやる!と誓った『ファムファタル育成計画』の主人公・祐樹(CV:山下大輝)。見た目だけではなく声や仕草も美女に近づけるために、山田(CV:広瀬裕也)が見せたのは、アバターを使って配信を行うVTuber“ひぐらしまわた”の動画だった。
鏡(CV:熊谷健太郎)も祐樹も「普通にカワイイ」という印象を抱くが、山田は「こいつ、男。これ、ボイチェンなし」と明かす。発声のテクニックだけで女子のような声音を発しているのだ。
「この俺がノーチェックだったなんて。何より、山田に先を越されてたのが悔しい!」という鈴木(CV:白井悠介)に、山田はもともと配信者と知り合いだと明かす。
山田「連絡してみるか?」
祐樹「もっちろん!」
放課後、配信者とPC画面越しにコンタクトをとる4人。そこに映し出されたのは……
【TVer】顔バレ対策をして現れた中の人。「どうやって声出してるんですか!? かわいくてビックリしました!」祐樹は、まわたのテクニックを伝授してほしいと頼み込む!
■市民のためのエンタメ計画、始動!……の前にさっそくイザコザ大発生!
『マリー・アントワネットに転生したので全力でギロチンを回避します』11話で、お忍びで出かけたパリのオペラ座からヴェルサイユに戻ったマリー(CV:ファイルーズあい)。
王太子ルイ(CV:増田俊樹)、シャルル王子(土岐隼一)、スタニスラス王子(CV:大塚剛央)3人の歌声を世界中に届けて、市民のための新しいエンタメで世界を席巻する!という壮大な計画をスタニスラスにも話す。
「ずいぶん壮大な野望を抱いたものですね」と言うスタニスラスに、マリーは「殿下たちになら可能だと思うのです」と自信を見せる。
「楽しそうだもん♪」と乗り気のシャルル、「国民が喜ぶのであれば試してもいいと思っているよ」と話すルイを前に、スタニスラスも「姉上がどうしてもというのなら協力しますよ」と同意する。
「まずは2月の国王陛下のお誕生日に向けてレッスンを始めたいのですが…」と、周囲に歌声が漏れないレッスン場所を思案するマリーに、デュ・バリー夫人(CV:田澤茉純)が庭園内の離宮である「プチ・トリアノンはどうかしら。ヴェルサイユの中だけど独立した建物だし」と提案。
「決まりですね!」と離宮の一室でレッスンが始まった。
マリーのピアノ伴奏で歌う3人。だが、マリーはルイ王子だけ声が聞こえないことに気づく。
(前回はこんなことなかったのに、どうして…?)
【TVer】「私はそんなに目立たなくていいのだ」というルイの言葉を発端に、3人の兄弟が言い合いに…。王宮アイドル計画、一体どうなる!?
この『週刊ラノベアニメ』第11話は、9月20日深夜に放送された。
ショートアニメ4本が連続で展開される『週刊ラノベアニメ』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送。TVerでも無料配信。
