子育て世代必見!!U-18による「Q-1 知の甲子園~世界を変える9分間~」大阪・関西万博EXPOホールで行われた決勝の模様を9/28放送
未来・世界を変える“探究(QUEST)”に取り組むU-18たちが、学校で教わる知識を飛び越えて、自らの興味や関心から“問い(=Question)”を設定し、好奇心のおもむくままに探究に取り組み(Quest)、導き出した研究結果を9分間で発表する『Q-1 ~U-18が未来を変える★研究発表SHOW~』。

2022年に放送された第1回大会では、『第60回ギャラクシー賞 奨励賞』(2022年度)などを受賞し、年々大きな注目を集めている本大会。第4回となる2025年大会の決勝は、大阪・関西万博EXPOホールを会場に、“知の甲子園”と呼ぶにふさわしい熱気の中で開催された。
エントリー数は過去最多となる39都道府県+アメリカからの293チーム。決勝では、1次選考(書類審査)・2次選考(動画審査)を経た16チーム+特別出場枠1チーム(全17チーム)によるセミファイナルを突破し、決勝進出を決めた3チームが、EXPOホールの大観衆を前に“未来・世界を変える研究発表”を披露した。
■今大会より、研究発表の審査に採点方式を採用!
未来・世界を変える9分間のプレゼン+スペシャリストによる質疑応答という2段階審査に、堂々と応じたU-18たちの姿は必見!
2025年大会・決勝の審査方法に採点方式を導入。9分間のプレゼンが終了した時点で、伊沢拓司(QuizKnock) 、スチュアート・ミラー、中島さち子、野口聡一、山極壽一の審査員5名が採点。その後に、各チームの専門分野のスペシャリストによる質疑応答をおこない、最終点数を決定する。
主体性、着眼点、論理性、アウトリーチ力という4つの審査ポイントに加えて、スペシャリストからの専門的で鋭い質疑応答が各チームの命運を大きく左右していく!

第1回からMCを担当する林修は、「Q-1決勝大会の会場は、なんと大阪・関西万博のEXPOホールからお送りします! U-18のみなさんが本当に真剣に探究し、驚くような研究をしています。レベルの高い研究発表を審査するのは日本の各界を代表する方々、そしてスペシャリストのみなさん。今回から、白熱の質疑応答の様子も点数に加味して採点するというのも楽しみですね」と、何よりもU-18たちの探究に大きな期待を寄せ、決勝大会は幕を開けた。
■U-18たちのひたむきな意欲と熱意、そして探究への情熱は未来・世界を変える斬新なアイデアへ!
各界のスペシャリストも唸った探究とは…⁉
鹿児島県立国分高等学校
サイエンス部
「硫化水素濃度の簡易測定法の開発~全国の中学校の硫化水素による実験事故を未然に防ぐ~」

「日本中で起きている硫化水素中毒の事故を無くしたい!」という思いのもと、日本各地の中学校での理科実験で後を絶たない硫化水素による実験事故に着目し、未然に事故を防ぐ解決策を発案。数々の実証実験のもと、安価で正確、しかも誰でも扱える硫化水素測定器を開発した。
質疑応答には、理科教育の根幹の担い手として教科書づくりなどにもかかわる東洋大学教授・後藤顕一氏が登場。「いやあ、おもしろい。画期的で革命的な取り組みで、まさに未来へとつながる探究ですね!」と感嘆するほどだった。
東京都立立川高等学校
天文気象部
「流れ星の謎に迫れ!~自作の観測システムで夜空を見張る~」

「流星はどこからやってくる?」という素朴な疑問から、流星の自動検知プログラムを開発。独自に流星群の軌道分析などを行う中で、流星の軌跡を自動観測する装置の開発を試みた。
この宇宙へのロマンを感じさせる探究への質疑応答には、流星群研究の第一人者でもある国立天文台の上席教授 渡部潤一氏が登場。「気象観測条件まで統合したシステムを作り、観測の自動化、リモート操作までできる…とても高校生の研究とは思えないですよ!」と手放しで評価!
青森県立名久井農業高等学校
栽培環境班
「泡の魔法~環境共生を支える除草剤の泡散布システムの開発~」

農薬による健康不安と環境汚染の解消をテーマに、環境保全型技術の開発を目指した。農薬の主原料を見直しつつ、斬新な散布システムも提案した。
質疑応答には世界的評価を受ける生命科学者で大阪大学の栄誉教授・永井健治氏が登場。「一言でいうと、目からウロコです。農業における、農薬散布や健康という課題を解決しようとして探究を深める中で、発展をしていくと、地球レベルの課題解決ができる、そう感じています」と、まさに未来を変える研究になる可能性を示唆するほど。
■各界スペシャリストたちの心をも動かした白熱した3チームの探究発表
最優秀イノベーターに選ばれたのは、農業の未来を変えうる斬新な発想と探究!
EXPOホールという大舞台で、情熱を注ぎこんだ探究を臆することなく堂々と発表した3チーム。斬新な着眼点に、探究の深さ、U-18たちのひたむきな情熱に各界のスペシャリストたちも目を見張った中、最優秀イノベーターは、青森県立名久井農業高等学校 栽培環境班に輝いた。

ゲストとして決勝大会を見守ったギャル曽根は「こんなにも好きをどんどん探究して、これまでにないものが生まれて…感動しました。みなさんの探究を見て未来は明るいと思えましたし、素晴らしい瞬間に立ち会えました」と感激のコメント。チャンカワイは「探究心というのは、好奇心をもって“心から救いたいという強い心”を動かすことなんだなということを学ばせてもらいました!娘にも教えていきたいと思います」と拍手を送り続けていた。また、「1年で一番ワクワクするのが『Q-1』なんです」と話すトラウデン直美は「これぞ『Q-1』の高揚感!みなさんのチーム感ある探究と“一緒に世界を動かしていくんだ!”という思いが重なった姿に本当に胸が熱くなりました。世界を動かすのは、この想いこそ。希望をたくさんいただけました」と心からのエールをおくった。
僅差の結果に審査員の山極氏は「探究というのは、まずは気づきから始まるんですが、実践に結び付けて成果を出すためには、ものすごく時間がかかるんです。どのチームもしっかりと気づきがあって、その気づきは面白くて素晴らしいものばかり。こうした気づきが、世界を変えるきっかけになるということを感じました。3チームとも、本当によかった!!」とEXPOホールで堂々と発表した3チームを讃えていた。

「Q-1」2025大会・決勝の模様は、9月28日(日)午後1時55分からABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットにて放送。
■第1回から大会のMCを担当する 林修と
U-18たちを側で見守ってきた 須貝駿貴(QuizKnock)コメント

【MC林修 コメント】
ここにいる若い皆さんは、強い好奇心と独自の着眼点で探究を深めるだけでなく、新しい技術、テクノロジーも積極的に取り入れていました。そのうえ、堂々と研究発表をされている姿を見て、本当に未来を変えてくれるのではないかと、希望を抱くこともできました。若い皆さんが、楽しみつつも探究に奮闘する姿を、ぜひ、一人でも多くの方に見ていただきたいですね。
【リポーター須貝駿貴(QuizKnock) コメント】

総括的な話ですが、とてもレベルが高い大会でした。これはお世辞ではなくて、私自身も大学院で研究し、学会にも何度も参加した経験があるんですが、セミファイナルの段階で、すでに大学院生の研究会と思うような発表もあって。質疑応答もはっきり応じていて、高校生でこのレベルかと驚きました。もちろんU-18らしい一面もあって、まだまだ伸びると感じています。
決勝のEXPOホールという大きな会場でも臆せず、多くのみなさんに一所懸命に発表したいという思いが伝わってきて、とても素晴らしかったです。
探究ってテーマが決められていないという点が、何よりも素晴らしいと思います。自ら選んだ興味あるテーマについて、好奇心のおもむくままに教科書にも載っていないようなことまで突っ込んで調べて、分からなくなったときに教科書を見直して、学校の勉強へとつながっていく。探究する世界に一歩踏み込むことで、興味と勉強を行ったり来たりしながら、好きと学業がつながっていることを実感できると思うんですね。
そうした探究と学びって、年齢は関係ないと思います。例えば仕事のための資格取得や転職のときに、こうした探究の喜びを感じると、楽しみながら学べると思いますし、『Q-1』でのU-18たちの探究への情熱に触れることで、より実感していただける機会になると思っています。
【番組情報】
番組名:「Q-1 知の甲子園~世界を変える9分間~」
※大会名は「Q-1 ~U-18が未来を変える★研究発表SHOW~」になります。
放送日時:9月28日(日)午後1時55分~
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット
配信:TVer・ABEMA・Leminoで見逃し配信
U-NEXTでアーカイブ配信(10月25日(土)~予定)
MC:林修
アシスタント:大仁田美咲(ABCテレビアナウンサー)
リポーター:須貝駿貴(QuizKnock)
ゲスト:ギャル曽根、チャンカワイ、トラウデン直美
発表者:出場校生徒(3チーム)
青森県立名久井農業高等学校
東京都立立川高等学校
鹿児島県立国分高等学校
決勝審査員:
伊沢拓司(QuizKnock)、スチュアート・ミラー
中島さち子、野口聡一、山極壽一
「Q-1」公式HP https://www.asahi.co.jp/q-1/
