古川アナに卒業詐欺疑惑!?「恥ずかしい・・・」まさかの出戻り! 苦笑いしながら大阪天満宮の“いかつすぎる石垣”の謎に迫る

情報番組『newsおかえり』(毎週月曜~金曜午後3時40分、ABCテレビ)を卒業した古川昌希アナウンサーが、信じられない速さでカムバック!? タレントの河合郁人と、大阪天満宮の“いかつすぎるアレ”の謎に迫った結果は……!?
【TVer】これで本当に見納めかも!? 河合郁人&“卒業生”古川昌希アナのここだけでしか見られない未公開映像


今後の「なんでやねん!?」は、後任である入社11年目の福井治人アナが、河合と関西のミステリーに挑む……はずだった。しかし、心機一転の河合の前に現れたのは、卒業したはずの古川アナ! 実は、諸事情で福井アナがロケに参加できないため、古川アナが助っ人としてやってきたのだ。まさかの事態に、河合はもちろん古川アナ自身も、「このスパンの短さは恥ずかしい……」と苦笑いが止まらなかった。

そんな古川アナと河合が調査した謎は、大阪天満宮の南西側の一角にある“いかつすぎる石垣”。その長さはわずか12メートルほどで、とにかく異様なまでに高い。なぜこんな石垣があるのか、2人は境内を徹底調査した。

やがて古川アナと河合は、上方落語の継承と発展に努めた先人たちを合祀・顕彰する社殿「髙坐招魂社」を発見。その土台部分は、いかつすぎる石垣となんだか似ている……かも!? そこで2人は、「いかつすぎる石垣は上方落語にまつわるお社の跡」という方向性の推理で正しいか、歴史探訪プランナーの森なおみさんに確認した。

古川アナの早すぎる復活をツッコミまくった森さんいわく、いかつすぎる石垣と落語は無関係! 江戸時代中期に、「大阪の町はある問題でたびたび困らされていた」そうで、いかつすぎる石垣は「その問題から大阪天満宮を守るために築いたもの」だそうだ。
森さんによるとその問題は、大阪天満宮の南西側にある菅原町でわかるとのこと。「街角の古いものをよーく見れば、その問題が浮かび上がってきます」「まだまだ暑いんで、頭クラクラしないように、しっかり日除けして水分摂って調査してください」と、彼女は古川アナと河合にアドバイスした。


実は古川アナと河合は、3年前に菅原町を調査したことがある。菅原町は、江戸時代の乾物問屋の土蔵が今も残る蔵の町だ。森さんの「クラクラ」というセリフから、古川アナたちはいかつすぎる石垣に関係があると考え、蔵の中を調査することに。蔵の所有会社の人いわく、このへんは「昔水害が多かった」ため、水に弱い蔵の土壁の下部を木の板で覆っているそうだ。

水害説を考えた古川アナと河合だったが、決定的な証拠となる「古いもの」を探すべく調査を続行! 歩きまくった彼らは火除け地蔵尊を発見し、「火」か「水」かの2択を迫られた。そこで2人は、悩んだ末に「火」を選択。「江戸時代の大阪はたびたび大火に困らされていた。あの石垣は大阪天満宮を火の手から守るもの」という最終予想を立てた。

古川アナと河合の渾身の推理の結果は、100点満点中……見事100点! いかつすぎる石垣は、火除けのためのものだった。

森さんいわく石垣造営のきっかけは、1777(安永6)年の「天満火」と、1792(寛政4)年の「惣嫁火事」という2つの大きな火事。「(83もの)町の方が寄進をして、お金を集めて造った」そうだ。ちなみに、いかつすぎる石垣が大阪天満宮のあの場所にしかない理由は、2つの大火が菅原町のある南西エリアから広がってきたからだ。


0点を取った卒業回の雪辱を助っ人回で見事果たし、河合と森さん、そしてスタジオ一同に気持ちよく送り出された古川アナ。「絶対100点取って送り出す!」という河合の気迫と、彼が古川アナと見せた4年5ヶ月の集大成にグッとくる「なんでやねん!?」は、9月2日に放送された。
