博多大吉 「景色!」「さあ、景色はどれだ」365段の石段を登った先に待ち受けていたのは…
少食おじさんの博多華丸・大吉が、ただただ食べたい丼か麺を探し求める街ブラ番組『華丸丼と大吉麺』(ABCテレビ)。伊香保編の第2回では、おじさん2人の体を張った健闘ぶりに、爽やかな感動が広がった。

伊香保温泉の400年の歴史を伝える、シンボル的な存在の「石段街」。365段の階段沿いに、お土産屋さんや飲食店が立ち並び、風情を醸し出している。365という数字には、365日、毎日繁栄しますようにという願いが込められているとのこと。華丸は「全然いいっすよ。マーチしますけど」と、昭和の名曲「365歩のマーチ」を引用して前置きしつつ、「たださ、温泉とかさ、冬行かん!?」「伊香保温泉としても、実力を発揮できないんじゃないですか、この気温(39度)で」と、階段を登りたくないという本音を遠回しにアピールする。

そんなアピールが通るわけはなく、石段街での丼麺探しがスタートした。観光客から「365段行くんですか?」と声をかけられ、華丸は「はい」と答えるが、大吉は「わかんないです。嘘はつかれんから」と弱気を見せる。50段ほど登ったところで、華丸が「喋りながらいくとキツい」「疲れたねもう」と脇道へ。

90段あたりで「ああもう行ってみようかな、思い切って上まで」と大吉が覚悟を決めると、華丸が「いや、行くのよ。結局は。行くよ俺は」と宣言。最初はゴネたが、腹は決まっていたようだ。

この日、石段街では「ハワイアンフェスティバル」が開催中。フラダンスのステージを邪魔しないように、出演者交代のタイミングを狙い、肩をすくめて脇をすり抜けることに。

階段をダッシュで掛け上がり、完全に息が上がってしまった大吉は、膝に手をついて「きつい! きついよお〜!」と半泣きだ。

片方が挫けそうになると、もう片方が頑張り出す。シーソーのようなバランスで、石段街を登り続ける華丸(55歳)&大吉(54歳)ペア。すれ違う観光客に「麺丼ですか? ファンです」と勇気をもらい、「まだまだありますよ(笑)」と脅され、うちわで仰がれながら、高み、すなわち頂上を目指す。途中の駐車場に「ここまで車で来られるんか。そりゃないよ!」(華丸)とがっかりすることもありながら。

華丸が「いいですかこれで 今週の丼麺は」と弱音を吐きつつも、ラムネ(大吉)とところてん(華丸)でパワーチャージし、いよいよラストスパートだ。石段街の頂上にある、伊香保神社には絶景があるに違いない。その期待をエネルギーに換えながら、残りの階段を登っていく。

とうとう頂上に到着した2人は、「景色!」「さあ、景色はどれだ」と境内をウロウロし、発見したビュースポットからの“がっかりビュー”に苦笑い。だが、「見晴展望台」へ続く山道を見つけた華大は、絶景を求めて進むべきかと迷うが、「熊出没注意」の看板にさすがに自粛。少しだけ歩いた場所からの景色も「やや」だった(笑)。

先週のオンエア(8月31日放送分、ロケ的には数時間前)で、華大の2人は水澤観音を訪れ、華丸が「脚立」に例えるほど傾斜が急な階段を登り切っていた。ざっくり計算で、トータル400段以上の階段を登ったおじさんたちの奮闘に拍手!

がんばった先に見ることが出来た“やや”の模様は、9月7日に放送された街ブラバラエティ『華丸丼と大吉麺』(ABCテレビ)で紹介された。TVerでも無料配信中。
