「グッと堪えてるよ、オレ」 朝の顔のベテラン芸人が欲望を押さえて…
少食おじさんの博多華丸・大吉が、ただただ食べたい丼か麺を探し求める街ブラ番組『華丸丼と大吉麺』(ABCテレビ)。今回からスタートした伊香保編では、丼麺探しの合間に、華丸と大吉が童心に帰る様子が映し出された。

スタッフから「伊香保水沢うどんマップ」を渡されているため、2人の気持ちはうどん一択だ。13軒の水沢うどん店が立ち並ぶ「水沢うどん街道」を歩いたものの、どの店にするか決めあぐねている華大は、街道の突き当たりにある水澤寺(水澤観音)を参拝することに。

参道から仁王門へと続く階段を見て、「うわあ〜!」(大吉)、「角度!」(華丸)と思わず大声を出る。華丸が「60度あるねこれ。まもなく脚立です」と喩えると、その迫力ある傾斜に、おじさんたちは笑うしかない。階段を上り、仁王門のその先の階段が目に入ると、「大吉さん、60度から75度に! もうハシゴと化してます」と、脚立を超えた角度を前に、再び笑い出す。

39度の酷暑の中、息を切らせて境内になんとか辿り着いた華大。約1300年前に創建された水澤観音は、あらゆる願いが叶う所願成就のご利益があるとされているため、境内は参拝客で賑わっている。華大はまず、お線香を供えることに。1束百円のお線香を2束購入し、それぞれに火鉢の練炭で火をつけようとするものの、「手を離したいくらい熱い。これは修行ですね」(華丸)、「熱い! これは熱い!」(大吉)と大苦戦。

なんとか火がついたお線香を常香炉に立てようとすると、華丸はスムーズにお供えできたが、大吉は「熱い! 熱い!」と大騒ぎし、何度トライしても倒れてしまう。「なんねぇ」と見かねた華丸がお線香を一発で立たせると、大吉は相方の潜在能力に「すごい。火に強いタイプ。みずポケモンかなこの人」と驚いていた。

境内には1300年の歴史を感じさせる建造物が点在し、鐘の音も鳴り響いている。大吉がまるで遊園地に来た少年のように、「めっちゃ楽しいんやけどここ!」と興奮していると、華丸も「うどんどころじゃない」と問題発言で共感する。2人は6体の地蔵尊が祀られた「六角堂」へ。立札には「静かに左に三回廻して あなたの真心の供養を望みます」と書かれている。

地蔵尊を廻しながら、「おれがまだ小学生やったらめちゃくちゃ回すよ。グッと堪えてるよおれ」と、少年期の尖りが今もなお心に宿っていることを華丸がアピールすると、大吉が「中学生のおれなら逆に回してる」とバチ当たりのコメントで張り合ってくる。

3回廻してスタートポジションで止まるつもりが、うっかり数歩多く進んでしまい、華丸が後ろにいる大吉を、「ちょっとオーバーです 電車でGO!なら」と制止する。進み過ぎたのは大吉のせいだとばかりに、華丸が「押したよね?」と難癖をつけてくる。
「真心を供養する」どころか小競り合いをしてしまう、童心おじさんたちの様子は、8月31日に放送された街ブラバラエティ『華丸丼と大吉麺』(ABCテレビ)で紹介された。TVerでも無料配信中。
