『探偵!ナイトスクープ』一度でいいから子どもに愛されてみたい…人と関わるのが苦手な口下手妖怪、妖怪が大好きな3歳児と仲良くなれるのか!?

探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に、大阪府の女性(35)から、3歳になる息子さんに関する依頼が届く。妖怪が大好きな3歳児の、「妖怪に会いたい」という願いを叶えてほしいという内容だ。


依頼者と一緒に桂二葉探偵を出迎えてくれたのは、一目で妖怪好きが伝わってくる装いの3歳児。妖怪図鑑を広げ、二葉探偵に妖怪の名前を伝授するちびっ子妖怪博士は、「小豆洗い」に興じ、鬼太郎や海坊主になりきるなど、妖怪愛がほと走っている。二葉探偵が「本物の妖怪に会ってみたい?」と意思確認すると、この笑顔に。


 実は二葉探偵は、あらかじめある人物を仕込んでおいた。「びろーん」というマイナーな妖怪に魅せられている京都府の男性(35)だ。彼はびろーんに扮してコスプレイベントに参加しているが、元来のコミュニケーション下手もあり、子ども受けが悪いことに悩んでいた。一度でいいから子どもに愛されてみたい。そんなもう1人の依頼者の夢も、抱き合わせで叶えてしまおう! という計画だ。

妖怪びろーんが押し入れに隠れてスタンバイしていると、祖父と一緒に部屋に入ってきた3歳児が予想外の行動に出る。押し入れに直行し、いきなりふすまを開けたのだ! 祖父が慌ててふすまを閉めて事なきを得たが、びろーんはさぞドキドキしたことだろう。

3歳児がピアノを弾きながら「ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ〜」と歌い出す。これ以上ないベストなタイミングで、妖怪びろーんがふすまを開けて登場! だが、自分の知らない妖怪に対する3歳児のリアクションは非常に薄い。会話も続かない。びろーんが「公園に遊びに行く?」と誘ったが、やんわり断られてしまった。

しびれを切らした二葉探偵が猫娘に扮して助け舟を出して、2人を公園に連れ出した。のっぺらぼうの運転手に出迎えられ、一行は「妖怪バス」に乗り込むが、3歳児のリアクションがなぜか薄い。どうやら眠かったようで、母親に抱かれてスヤスヤと夢の中へ……。

京都に着いた一行は、3歳児が大好きな「小豆洗い」にちなんで購入した小豆の和菓子を鴨川で一緒に食べたり(支払いはびろーん)、(二葉探偵の演出を受けて)びろーんがシャボン玉を追いかけたり。3歳児の笑顔も増えてきて、びろーんとの距離が少しずつ縮まってきているようだ。

今度は公営バスに乗り、「妖怪ストリート」こと一条通りへ。通りを歩いていると、お歯黒べったりやぬらりひょんらが出没し、3歳児は少し身構えながらもハイタッチ! 「大将軍八神社」に到着すると、そこでは大勢の妖怪たちが輪になって踊っている。3歳児も嬉しそうに飛び跳ねて輪に加わった。そして、念願の「かくれんぼ」をすることに。境内に散り散りに隠れた妖怪たちを、「みーつけた!」と次々に発見していく。最後まで上手に隠れていたのは意外にもびろーんで、壁に完璧に擬態できるという特技を発揮した。

いよいよお別れの時がやってきた。あの世とこの世をつなぐ境目とされる橋、「一条戻橋」に、3歳児とびろーんが並んで座り、一緒に遊んだ1日を振り返る。あっちの世界へと立ち去るびろーんを、3歳児は座ったまま見送っていたが、すっくと立ち上がり、「ちょっとぎゅーだけやる?」と声をかける。不器用なびろーんがおずおずしていると、3歳児からぎゅっとハグ。その光景を見て、二葉探偵が涙を拭っていた。

なお、この依頼VTRは、8月29日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された。

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