大仁田美咲アナ苦笑 京都最大の繁華街・四条河原町の路地に“謎の石畳”があるのなんでやねん!? 通称「Sの石畳」のSとは?

京都の繁華街の路地には、謎の石畳の道がひっそりある。一見するとなんの変哲もない石畳、通称「Sの石畳」には、実は重要な歴史が秘められていた! 謎に関係するのは京都の名刹か、遊郭か、哲学の道か……。タレントの河合郁人とABCテレビの古川昌希アナウンサーの推理結果に、大仁田美咲アナウンサーが苦笑した理由とは?

【TVer】大仁田美咲アナ、実は調査中の“違和感”に気づいていた! 古川昌希アナ「勘がいいね~!」 12分20秒頃の“不自然な映像”が謎を解くヒントだった

謎の石畳の道があるのは、京都最大の繁華街の中心・四条河原町の交差点を1本入った路地の奥。周囲には飲食店やホテルがあり、石畳の道はビルと駐輪場の間にある。

石畳といえば、2025年4月に河合と古川アナが大阪で調査した、日本三大遊郭の1つ「新町遊郭」の名残が記憶に新しい。そのため2人は、「なんかもう遊郭のイメージしかない」「ヤバイ。でもそっちに引っ張られちゃうよね。だってそっち(前回の答え)と同じわけないもんね」「本当にわけない?」「え、一緒!?」などと、この京都の石畳も遊郭の名残かもしれないと半信半疑ながら考えた。

京都の石畳の隣には、花遊小路(かゆうこうじ)商店街がある。花遊小路には、かつて「花遊軒」という大きな精進料理店があり、昭和初期~中頃に役者や女優、舞妓や芸妓が足繁く通っていたらしい。この情報を知った河合と古川アナは、「今回も遊郭が関係している」と確信。調査開始からわずか30分で、京都のミニツアー・まいまい京都の代表・以倉敬之さんに推理の方向性を確認したところ、遊郭はまったく無関係だと判明し、思わず苦笑いした。

以倉さんいわく問題の石畳、通称「Sの石畳」は、「京都のいたるところにある」「元々別の用途に使われていたもの」「日本でも随一の重要なあるものが関わっている」とのこと。イニシャルのSは、「誰もが知っている“S”」だという。さらに以倉さんは、「地元では“くろ谷さん”の愛称で親しまれている、金戒光明寺そばの黒谷通をしっかり見ながら歩けば、もう答えが見えます」と、河合と古川アナにアドバイスした。

城のように立派な石垣が目を引く金戒光明寺は、850年前に創建。浄土宗最初の寺院であり、新選組発祥の地としても知られている。金戒光明寺を調査した河合と古川アナは、Sの石畳のイニシャルS=城あるいは新選組と予想しつつ、以倉さんのアドバイス通り黒谷通へ向かった。

黒谷通をしばらく歩いた河合と古川アナは、やがて琵琶湖疏水の散策道「そすいさんぽ」を発見。琵琶湖疏水とは、滋賀の琵琶湖の水を京都へ運ぶ人工の運河だ。さらに、琵琶湖疏水が脇を流れる遊歩道・哲学の道でSの石畳によく似た石畳を見つけた! そこで彼らは、S=疏水と推測し、「Sの石畳は疏水ができる前に京都と滋賀の物流を支えた道」という最終予想を立てた。

河合と古川アナは、「華麗なスーパー推理」と自信満々だったが、その結果は100点満点中……まさかの0点! 滋賀や疏水に加えて、城や新選組と、2人がこれまで予想したものは、謎と全く無関係だった。彼らが見つけるべきだったものは、哲学の道の少し手前にある、京都市の路面電車の車両。Sは市電、Sの石畳は京都市電の線路の敷石だった!

京都市電といえば、今から130年前に誕生した日本初の路面電車。1978年の全面廃止が決まった際に、上質な敷石を譲って欲しいと求める声がたくさんあり、その1つの利用先が四条河原町の路地の奥にある石畳だったのだ。ちなみに、哲学の道や金戒光明寺の参道にも、京都市電の敷石が使われている。

なお、Sの石畳は、情報番組『newsおかえり』(毎週月曜~金曜午後3時40分、ABCテレビ)内の「古川×河合のなんでやねん!?」8月19日放送回で紹介された。同放送回には、お馴染みの出演者の姿がなく、代わりに『newsおかえり』月曜担当・大仁田美咲アナが。久しぶりの新作の謎解きにもかかわらず、河合と古川アナが0点を取ってしまったため、大仁田アナは苦笑いが止まらなかった。

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