野々村友紀子　「やっぱり嘘つくときって、聞いてないのに喋り出す」　言い訳ばかりする夫に・・・

2025.08.09

残念な夫に妻がキレまくる一家奮闘ホームドラマ『こんばんは、朝山家です。』（ABCテレビ・テレビ朝日系列　毎週日曜夜10時15分）　今回は、第６話と７話に登場する野々村友紀子さんインタビュー。野々村さんの夫はご存じ、漫才師・2丁拳銃の川谷修士さんであり、野々村さんは2人の娘を育てながら放送作家としてご活躍されています。

野々村さんの、『こんばんは、朝山家です。』の共感ポイントをお聞きすると、ご家庭のリアルなエピソードが・・・

――ご出演される『こんばんは、朝山家です。』をご覧になっていかがですか？
ドキュメンタリーやんって思いました。なんかもうドラマというより全てがリアルすぎて。夫婦の会話とか、子供や旦那に「わーっ」て言いたくなる気持ちもわかるし。でも、朝子さんみたいにちゃんと言う方って、むちゃくちゃパワーありますから。夫婦って、我慢して何も言わんっていうのが一番こっちとしては楽なんですけど、あれだけ言うってことはやはり、これ“愛”なので。怖いとか鬼嫁とか言うなっていうことです（笑）。

――ドラマの中の【言い訳ばっかり夫】に共感するとか？
うちも、私が今幸いにも色々お仕事いただいていて、旦那が休みのこともあるんですよ。だから、そういう時は旦那にご飯を作るように頼んでおいて、帰ってくるじゃないですか。そうしたら、帰ってきた私の物音と同時に動いている感じの音がするんですよ。「あれ？」みたいな。なんか、えらい急にバタバタし出したなみたいな。そうしたら、「今ご飯作ろうと思っててん。」とかって言うんですけど、いや絶対そうじゃなかったやろなと思いながら、私はもうくたくたやから、「はぁ、今日ちょっとしんどかったな。」みたいな感じでリビング行ったら、へらへらしてるんです。もう、朝山家と全く一緒です。やっぱり嘘つくときって、聞いてないのに喋り出すじゃないですか。

あと、「今日何してたん？」「別に。色々考え事とかあって・・・」って言うんですが、テレビをつけたら、海外ドラマのまあまあ話数進んでて。30話ぐらい見とるがなみたいな。昨日見たときは、2話ぐらいやったから、これぶっ通しで見ていたというのがすぐバレてしまうんです。まあ、そういう時にイラッとしますね。

――他にも【食事中はケンカになりがち】なシーンが印象的だとか？
お出かけのときや楽しい食卓とか、今からっていう時に急に子どもが喧嘩し出したりして。それをほっとけばいいんやろうけど、「もうええがな、もうええやん」て、私が止めて、そうしたらそれにまた娘が言い返してきて、今度私と娘との喧嘩になって、そこにまたもう1人の娘が入ってごちゃごちゃってしている時に、夫がなぜかええとこ見せようとするんか知らんけど、大きい声で「もうやめとけ！」とかって言ってくるんです。でも、最終的に私に「うるさい！入ってくんな！」って言われるという。なんか知らんけど旦那が怒られて終わって、シーンみたいになって、みんなそれで気が済んで外を見るっていうのが我が家ではよくあるんですよね。（笑）

――そんな野々村さんは女性誌の記者役でドラマにも登場しますね。
世の中の妻って本当に言いたいことを我慢して、子育てや家事に追われているんです。夫ってそれ気づきながらも、へらへらして、「やってるけどな」とかっていう人もいるじゃないですか。そういう、ちょっと我慢してるご家庭の方にぜひ夫婦で一緒に見てほしいです。

朝子（中村アン）がガツっと言っているのを見てスッキリしてほしいし、夫は、「あ、こういうことをしなければ怒られんねんな」って気づいて、平和になってほしいですね。

【第５話あらすじ】

賢太（小澤征悦）が初監督を務める映画『夜山家の人々』は、蝶子（渡邉心結）の問題が解決しないまま、なし崩しに撮影初日を迎える。朝子（中村アン）が見守る中、緊張気味にメガホンを握る賢太。だが、現場の主導権は、古参カメラマンの武藤（坂田聡）やベテラン女優の大日方香（河井青葉）にあっという間に取られてしまう。その成り行きをニタニタと眺めている吉浦亮（丸山智己）は、まるで二人目の賢太のようだ。

いきなりの試練に頭を抱え込む賢太。だが、朝子は「悩んでいるふり」と看破。実際、若い記録の小向佐知（工藤遥）に気にかけてもらい、賢太はまんざらでもない…。撮影は夜も続き、現場を離れられない朝子は、折り合いの悪い蝶子（渡邉心結）と晴太（嶋田鉄太）が家で二人きりになるのを避けるため、助っ人に中野（松尾諭）を呼ぶ。親の都合を押し付けられ不服な蝶子は部屋から出てこないが、中野に懐いている晴太は、朝子たちにも話さない学校での悩みを打ち明ける。修学旅行が目前に迫り気持ちが不安定な様子の晴太に、中野はある秘策を授ける…。