ルイ王子の歌声を聴きたい! マリー(中身:オタク女子)の大作戦スタート!『マリー・アントワネットに転生したので全力でギロチンを回避します』第4話
気鋭のライトノベル作家と人気イラストレーターによる連作ショートアニメプロジェクト『週刊ラノベアニメ』。4作目に放送されるのは、原作と脚本を天野頌子が、キャラクターデザインを藤真拓哉が手掛ける『マリー・アントワネットに転生したので全力でギロチンを回避します』。
第4話では、転生前の血が騒ぐ!? オタク女子ヒロインが本領を発揮し始め、史実とはちょっと、いやだいぶ異なる乙女ゲーム的方向に物語が転がり始める!?
『海斗の歌はいつ聴いても最高ね~!』
『ありがとう。でもそろそろ、お目覚めの時間だよ』
目覚めたら、そこはミサ中の教会。つい居眠りしてしまったマリー(CV:ファイルーズあい)が見たのは、前世の自分が推していたアイドル、海斗の夢だった。
(転生して2カ月になるけど、初めて推しの夢を見た気がする)
隣から、賛美歌を口ずさむ夫・ルイ王太子(CV:増田俊樹)の歌声が聞こえている。
(話してるときは気が付かなかったけど、品があってきれいな歌声。だから海斗の夢を見たのかも)
(海斗のセクシーな歌声とは違うけど、殿下の歌声も好きだな。いつか弟王子たちの歌も聴いてみたい)
所変わって、王宮の一室。デュ・バリー夫人(CV:田澤茉純)の誕生日を目前に控え、ルイと弟王子のスタニスラス(CV:大塚剛央)、シャルル(CV:土岐隼一)が夫人への誕生日プレゼントについて話していた。
何を贈るべきか思案する3人に、マリーは「必ず贈らないといけないのですか?」と不思議そうな顔を浮かべる。
国王が溺愛している愛人のお祝いとあって、「おじいさまからの圧がすごいですからね」と答えるのはスタニスラス王子。
一方、シャルル王子は「僕は去年まで子供枠だったから、花束でごまかしていたのだけど。今年はもう厳しいかなあ」と思案顔。
マリー「デュ・バリー夫人は何が好きなのかしら」
ルイ「光り物ですよ。ダイヤのネックレスとか、ブレスレットとか」
シャルル「でももう山ほど持っているよね。しかもおじい様とかぶる危険があるし」
ルイ「アクセサリーはなるべく避けたいな」
シャルル「いっそ若いイケメンは?」
スタニスラス「おじい様に殺されるぞ」
(ハッ! これは、賛美歌以外の歌を聴く絶好のチャンスかも…!)
マリー「殿下が歌をプレゼントしてはどうでしょう」
ルイ「!? 歌を?」
シャルル「いいんじゃない?兄上、歌えば?」
マリー「おふたりもご一緒に!」
マリー「美しい王子たちによる美しい歌声を喜ばない女性はいません! きっと、デュ・バリー夫人も大喜びです!」
とハイテンションで勧めるマリーに対し、王子たちは乗り気でない様子。
ルイ「ほめてくれるのは嬉しいのですが…」
スタニスラス「あのデュ・バリー夫人が歌などを喜ぶとは思えませんね。私は希少な本か肖像画でも贈っておきます」
シャルル「僕は今年も花束にしておこうかな」
マリー「いい案だと思ったのですが…殿下も反対ですか?」
ルイ「えっと…私は、他に何も思いつかないし…歌ってみようかと…」
「本当ですか~!?!? 嬉しい~~!!!」
満面の笑顔で喜ぶマリーを見て、ルイもまんざらではない様子。

マリー「では早速、曲を選びましょう!」
(ギロチンまであと20年以上あるはず。私、私、ちょっとだけ寄り道しちゃいます!)
高らかに(心の声で)宣言したマリー。果たしてどんな展開が待っているのか!?
なお、この『マリー・アントワネットに転生したので全力でギロチンを回避します』第4話は、8月2日深夜に放送された。
本作のほか、ショートアニメ4本が連続で展開される『週刊ラノベアニメ』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送。TVerでも無料配信。