令和7年7月7日“777”の特別な日に人々は何を願う?“七夕伝説の神社”大阪・星田妙見宮の七夕祭に密着!

大阪・交野市にある「星田妙見宮」は“七夕”に縁のある神社です。今年は「令和7年7月7日」と7が3つも並んだ特別な七夕。どんな人が、どんな願いを胸に訪れたのでしょうか。

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“北斗七星が天から3カ所に分かれて地上に落ちた”という伝説が残る交野市の星田地域。その1カ所に建てられたとされる星田妙見宮は、平安時代から1200年以上も続く歴史ある神社。織姫も祀られていて、七夕伝説が色濃く残るこの場所では、毎年7月5日から「七夕祭」が開かれ、3日間でおよそ1万人が訪れます。

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今年は「7・7・7」の七夕とあり、多くの参拝客でにぎわう境内。頂上の拝殿に向かう232段の石段をすいすいとのぼっていく元気な女の子は、交野市在住の濱口小春ちゃん(7)。お父さんとお母さん、2か月前に生まれた弟と一緒にお参りにきました。

マラソンが趣味という両親の影響もあり、1.5kmを余裕で完走する“小学生アスリート”の小春ちゃんは「みんなが平和にいますように」「みんな仲よく」とお願いしたそう。父の幹太さん(35)は「これから世の中わからないですけど、平和になってくれたらいいなと思います」と子どもたちの未来に思いを馳せます。

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三重県松坂市からやってきたのは西川さん夫妻。神社仏閣巡りが共通の趣味で、毎週のように出かけて集めた御朱印帳は今や20冊以上になっているそう。膝に長年痛みを抱えていた夫の幸人さん(69)は大好きな旅を続けるため、2年前に右膝を、3か月前に左膝を人工関節に置き換える手術をしました。

杖をつきながら石段をのぼる幸人さんを「いける?」と気づかいながら一緒にのぼっていくのは妻の明代さん(65)。2人の願いは、お互いがずっと元気でいること。自宅で10匹ほどネコを飼っているため、旅は「日帰り」が鉄則だそうで、この日もお参りを終えたあと、松坂までの道のりを車で帰っていきました。

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【動画】そのほか、七夕限定の御朱印をお目当てに訪れた若い女性2人組や、彼氏がちょっと変わった“星への願い”を披露するカップル、妻が夫の病気治癒を願って星田妙見宮に通う結婚56年目のご夫婦なども参拝に。

「今日結婚しました!」と左手の結婚指輪を満面の笑顔で見せてくれたのは、交野市に住む村上ひろむさん(29)、らんかさん(27)夫妻。7・7・7の日が「覚えやすい」と今日の結婚を決め、婚姻届を提出してきたばかりの新婚さんです。 

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大学の部活動で先輩・後輩として出会った2人。ひろむさんがらんかさんの明るい性格に惹かれ、大学卒業後につき合うことになったそう。交際3年、特別な日に結婚し、「2人で谷あり山ありを楽しく過ごしたい」と幸せいっぱいです。  

日も暮れて祭りも終盤になったころ、にぎやかに登場したのは悦田さん一家。お父さん、お母さん、長女の知紗さん(25)を筆頭に3男2女のきょうだいの7人家族です。「ケンカばかりですね」と言いながらも仲のよさがにじみ出ている5人の子どもたちは、みんな幼いころからソフトボールプレーヤー。練習や遠征で忙しい毎日を送っています。

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そんなきょうだいをサポートする母の千賀さん(51)は「くたくたになって(子どもの)誕生日も忘れてる」そうで、末っ子の三男・知実さん(15)の「七五三」もうっかり忘れていたとか。慌ただしくも楽しい毎日を送る悦田家。それぞれの遠征などで一緒にいられないことも多いですが、「離れてても心はひとつ!」と家族の絆はバッチリです。

令和7年の星田妙見宮の七夕祭。
何気ない日常を守りたい人。大切な人の幸せを願う人—―。
今年の3日間は例年より多い1万5000人が訪れ、星に願いを託しました。

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七夕伝説が残る神社の“令和7年7月7日”は、7月14日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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