大石紗椰アナ テレビを見た母親から驚きのLINEが・・・ 「でっかいなー!イヤリング!」
去年、ABC朝日放送にアナウンサーとして入社して、その年の8月からは朝の情報番組『おはよう朝日です』で早くも活躍している大石紗椰アナウンサーに、普段からアナウンサー取材を多く担当するライター鈴木淳史がインタビュー。後編では、テレビに出ている大石アナを見たお母さんから驚きのLINEが・・・

【大石紗椰アナ インタビュー前編 突然取り消された指定校推薦・・・】
――みんな進路が決まっている中、辛い思いをされたのでは?
でも、3月の卒業式終わりに、クラスメイトたちが急に教室の机を下げて、黒板の前に座る様に言ってくれたんです。黒板のところからプロジェクターが下りてきて、私へのサプライズ動画を流してくれて。11分くらいあったんですけど、同級生や先生みんな100人くらいの応援メッセージが流れて、もう人生で一番泣きました。美大に進学する子はコルクボードでメッセージボードを作ってくれたりして。私お騒がせですよね!?でも、そのサプライズ動画とメッセージボードが今でも宝物で。落ち込んだ時にはいつもそれを見て気持ちを切り替えています。あと、先生方とも今でも連絡を取っています。

――浪人生活は、どう過ごされましたか?
浪人中も凄かったんですよ! 予備校も推薦で一番良いクラスに入れたのですが、みんなはカリカリどんどんペンが進む中、全くついていけず初日から挫折しました…。すぐ父に泣きついて、ひとつ下のクラスに移してもらって。いつも一歩目で心が折れて、二歩目で修正が出来るタイプで、そこからは鉄のメンタルなんです!ただ、学年集会で「頑張ります」と宣言してしまったので、これでどこにも受からなかったら誰にも顔向けできないぞ…と思っていました。実際、模試はずっとD判定。その度にサプライズ動画を見て気持ちを立て直していました。結果、元々指定校推薦で行くはずだった大学にも、指定校推薦の枠がなかった大学にも受かって。その中で自分が一番行きたいところを選ぶことができました。浪人中も、高校の同級生たちが家に来てくれて、誕生日の時はTシャツをプレゼントしてくれましたね。そのTシャツを着て、予備校に通っていました。
――ほんまに波乱万丈過ぎましたけど、結果オーライですね! それにしても、お母さんのファンキーな印象が凄い残っているんですけれど、こないだSNSで知ったんですが、『おはよう朝日です』をご覧になられていて、とある連絡がきたんですよね?
あっ、『衣装が関西だよね!』というLINEですか(笑)?! 『でっかいなー! イヤリング!』と言ってました(笑)。でも、母も元々関西出身なので、そういう関西の感覚が好きなんだと想います!

――ご両親は東京に住まわれているのに、番組を観てくれているのは嬉しいですよね。
父の大学時代の部活の後輩が関西に住まわれているようで、その方が毎朝スマホで撮った動画を送ってくださってるみたいです。ありがたいですね。
――先程、お母さんは感情を露わにされるタイプで、お父さんは冷静なタイプだと話されていましたが、大石さんの全校集会を開いたりする感じは、お母さん似ですよね?
う~ん、私は父に似ていると思うんですけどね、冷静なタイプなんで。いや……、(お父さんとお母さん)半々だと思いますね! 人生なんとかなるとは思っていて、それは父の考えでもあります!

――人生なんとかなる精神は良いですね!
今でも嫌な事があったら、みんなからのサプライズ動画を観て、その時にサンボマスターの『できっこないをやらなくちゃ』が流れていたので、その曲も聴いたりしています。色々と高校3年間はありましたけど、楽しかった思い出しかないですし、思い出ってその後の人生の原動力になるなと。それは今にも繋がっています。なので、今も番組出演者の方々や視聴者の方々との思い出をとても大切にしていますね!

【大石紗椰アナの主な出演番組】
TV「おはよう朝日です」「なるみ・岡村の過ぎるTV」
(取材・文/鈴木淳史)
鈴木淳史(すずき・あつし)
1978年生まれ。雑誌ライター・インタビュアー。ABCラジオ『真夜中のカルチャーBOY』(毎週土曜深夜2時~3時)ラジオパーソナリティ担当。雑誌『Quick Japan』『Meets』など執筆担当。
