「色気が勝手に出てしまっている」35歳悩める女性芸人、客席の“かわいいコール”に戸惑い…悩みの根幹に実父の影

お笑いコンビ・蛙亭のイワクラが、女性芸人ならではの悩みを明かした。現在35歳の彼女は、「年相応の色気が勝手に出てしまっている」そうで、テレビ番組での自分の立ち振る舞い方がわからないのだとか。その悩みの根幹には、彼女が複雑な思いを抱く、実の父親が深く関わっていて……!?
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テレビ番組での立ち振る舞いに悩むイワクラは、「自分のキャラクターもないしわからない」「エピソードトークも弱いしトークに入っていけない」ため、「これまで一回も手応えがない」のだとか。また、公演中に客席から飛んでくる「かわいい~!」という声援も素直に喜べないという。その理由は、「本当はめっちゃ性格悪いし(相方に)強めに言う」自分のキャラクターと、かわいいと言われる見た目にギャップを感じるからだ。


そんなイワクラの悩みを、同じ宮崎県出身の先輩である永野と久保田かずのぶ(とろサーモン)が真剣に聞いた。久保田はイワクラに対して、出会った頃よりもかわいく感じて戸惑うことがあるのだとか。これにイワクラはすかさず、「それはシンプルに年相応の色気が勝手に出てしまっている」とコメントし、永野と久保田を笑わせた。

しばらく話を聞いていた久保田は、イワクラが周りの反応をうかがいがちなことを見抜き、己のすべてをさらけ出すようにと、「作らなくてもいいんです。自分らしくで!」とアドバイス。永野も、「みんなエピソードトークをしゃべっているから、私もしなきゃいけない? 関係ないのよ。自分を出した奴がすごいのよ」とイワクラにうったえかけた。

さらに永野と久保田は、イワクラに“名物お父さん”をもっと使うように助言した。イワクラの父といえば、娘を愛するあまりのアグレッシブすぎる行動が有名だ。宮崎県でお笑いライブがあれば、イワクラが出演していなくても楽屋に入って関係者に挨拶し、市役所へ「蛙亭・イワクラの父です」と1人で表敬訪問するなど、娘の宣伝活動に余念がない。

一方イワクラ本人は、ハチャメチャな父親に対して「最悪」と頭を抱えている。この親子関係から久保田は、「お父さんのことを嫌っているけど、お父さんみたいになりたいなと思っているのはお前なんじゃない?」と指摘。永野も、「(お父さんのやっていることは)イワクラの中で本当にしたかったことの具現化なんじゃない?」と投げかけた。

さらに永野は、「お父さんはそれをわかっているのかもね。だから来るのかもね」「イワクラが本当に面白い人になったらテレビで応援しようと思っているかもよ」と予想。「アレは愛かもね、お父さんの。『迷惑ですみません』って言うけど、1つ笑いが集まるじゃん。娘に注目が行くじゃん」と続けた。
永野と久保田のおかげで、イワクラは否定し続けていた父親に本当はあこがれていたことを自覚したようだ。人々を確実に笑顔にする父親に対して、「うらやましい」「すげえな、よくいくな」と素直な思いを明かした。

ようやくイワクラが本心を明かしたため、彼女に永野と久保田は、父親の写真がプリントされたTシャツを衣装にすることを提案。中でも永野は、「芸人としてキャッチー」「女の子っぽい衣装じゃなくなる」「かわいいっていう人も、父親の顔があるからそういう性的なイメージにならない」などとメリットを挙げた。


これまでのイワクラなら、空気を読んで受け入れるかもしれないが、なんとこの提案をキッパリと却下! 永野と久保田は残念そうにしつつ、イワクラがきちんと意思表示してくれたことを喜び、「それを待っていた!」「いい顔になった」とニッコリ。イワクラも、「ずっとつっかえていたんですけど、スッとしました」と嬉しそうだった。

なお、永野と久保田によるイワクラの悩み相談は、7月24日に放送された海原やすよ ともこ司会のバラエティ番組『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)で行われた。
