推し活からの転生アントワネット!? バッドエンドフラグが気になる… 『マリー・アントワネットに転生したので全力でギロチンを回避します』第2話

「病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しい時も———」

©ラノベアニメ製作委員会

神父が朗々と述べるなか、結婚相手の王太子と手をとったまま、目を伏せるマリー・アントワネット。

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(整理してみよう。明日は、ゲームで育成したアイドルグループ「薔薇の王子たち」のリアルイベントに行くはずだった。でも私の部屋に車が突っ込んできて、目が覚めたらヴェルサイユ宮殿だった…!)

そんなモノローグで2話の幕を開けたのは、天野頌子が原作・脚本を担当し、藤真拓哉のキャラクターデザインでおくる『マリー・アントワネットに転生したので全力でギロチンを回避します』。気鋭のライトノベル作家とイラストレーターによる連作ショートアニメプロジェクト『週刊ラノベアニメ』の中の1作品だ。

「ただのオタク女子」を自称する主人公(CV:ファイルーズあい)は、18世紀のフランス革命前夜、フランス王室に嫁いだマリー・アントワネットに転生してしまったのだ。

(これ、まるで乙女ゲームの転生イベントじゃない? 背景もキャラ立ちも豪華すぎるしリアルSSR演出…!)

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「しかもルイ様、無口系イケメン属性かよ!推せる」

(って、今の時代にスマホがあったら絶対SNSで実況してるのに!)
と結婚式の最中に妄想の翼をはばたかせるマリー(中身:オタク女子)だが、婚姻の儀式は進んでいき…。

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王室での晩さん会で、マリーを気遣い「マカロンはお好きですか?プティシューもおいしいですよ」と勧める王太子のルイ王子。

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(本場フランスのマカロン…!推しのライブ前のご褒美みたい)

そんなマリーに、ルイ王子は「おじいさまから鍵を預かったのでした。新しい王太子妃に、国王より贈り物です」と告げる。

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中を開けてみると、まばゆくきらめく宝飾品の数々が。代々のフランス王太子妃が受け継いできたアクセサリーだという。

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マリー「こんなにいっぱいのダイヤモンドを? 受け取れません!」
ルイ「ダイヤモンドはお嫌いですか? ルビーやサファイアもありますよ」
マリー「そういう問題じゃありません!」

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「こんなものに国民の血税を無駄遣いするから、ギロチンになっちゃうんですよ!」
と前世で得た知識を口走ったマリーに、ルイはきょとんとした顔。
「ギロチンってなんですか?」
その時代、まだギロチンは発明されていなかったのだ!
(うっかりネタバレしそうだった!)

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「オホホホホ、なんでもありませんわ」と扇で顔を隠し貴族的な応答をするマリーに、ルイは「無理に重い宝石をつけることはありませんよ」と、やさしく小ぶりなネックレスを着けるのだった。

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「疲れた……」
結婚式、晩さん会、舞踏会、初夜の儀式。セレモニーづくめの長い1日を振り返るマリー。
「フランスの儀式って信じられない!人前で着替えさせられるなんて最悪。しかも女官長が早く脱げって鬼の形相で迫ってくるし…」

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「これ羞恥プレイイベントかよ!女官長、SSR鬼教官キャラ認定!」

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思わず心の声がこぼれていたらしいマリーを、隣でルイが微笑みながら見つめていた。

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ルイ「ヴェルサイユでは食事も着替えもすべて儀式なのです。ウィーンとは違うので戸惑われるでしょうが、いずれ慣れますよ」「二人きりの時は肩の力を抜いてください」

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ルイ王子のやさしい言葉に触れて、「殿下がやさしい方でホッとしました」と告げるマリー。

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ルイ「今日は疲れましたね。この先もずっと祝賀の儀式が続きます。眠っておかないと身が持ちませんよ。おやすみなさい」
マリー「……おやすみなさい」

(——うん、確信した。認めたくないけどこれは夢じゃない。転生だ)

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「さあ、どうやって逃げようか。転生乙女ゲームのバッドエンドフラグ全開。でも私、絶対生き残るからね! 脱出ルート探さなきゃ!」

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今度こそ転生を確信し、そこから生き残るルートを模索し始めた主人公。歴史の動乱の真っただ中で、バッドエンドを回避することはできるのか?

本作を含め、ショートアニメ4本が連続で展開される『週刊ラノベアニメ』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送。TVerでも無料配信。なお、この2話は7月19日深夜に放送された。

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