“インチキ英雄”まっしぐら!? 次なるミッションが気になりすぎる『強くてニューサーガ』第3話
2周目の人生で、来たる「大侵攻」に備えて立ち向かう主人公・カイル(CV:内田雄馬)の冒険を描く、アニメ『強くてニューサーガ』(ABCテレビ)の第3話。
英雄になるための条件として必要な「金」をまんまと手に入れ、出だしも順調なカイルたち一行。
ザックザクのお宝に沸き立つセラン(CV:下野紘)たちを置いて、1周目の人生ですでに経験済みの大迷宮をサクサク進むカイルの目の前に現れたのは、シルドニア(CV:髙橋ミナミ)だ。
「数々の試練をくぐり抜けて、我の前に立つとは。褒めてつかわせる!」
いや、しかし。
1周目で苦労した罠も、謎解きも完全スルーして、楽々ゴールしているからなぁ⋯⋯カイルは。
シルドニアは、古代魔王王国ザーレス最盛期の王、シルドニア・ザーレスの人格や知識を複製した精神体。
この大迷宮の奥で、自身が遺した財宝を託すにふさわしい人物が現れるのを待っていたのだ。
シルドニアが1000年も待っていた感動の瞬間!
そして、言いたかった決めゼリフ!
これをすべて遮って、シルドニアに究極の“時短”=記憶の読み取りを促したせっかちなカイル。
かくして、見せ場を潰されちょっとかわいそうなシルドニアは、カイルが「時間移動の魔法で時を遡ってきたこと」を、一瞬で知るのだった。
秘密を共有し、頼れる存在となったシルドニアを早々に得たカイルが起こした次の行動は、武器の買い出しだ。
手に入れた財宝を原資に、鎧やら剣やらガンガン装備を大人買い!
これでまず、英雄になるためのベース作りは完璧だ。
あとは、「誰かの不幸に居合わせて、それを救う」というドラマティックなシーンを演出すること。
そこでカイルが選んだ、最適な「不幸なターゲット」とは⋯⋯。
1週目の記憶と経験を利用して、ショートカットでぐいぐい“インチキ英雄”道まっしぐら! なカイルの姿に、ちょっとふつうの「ヒーローモノ」ではない味わいを楽しめる、アニメ『強くてニューサーガ』(ABCテレビ)第3話。
特に、視聴者も思い始めている「タイムリープしたことによるさまざまな矛盾」について考察するシーンは必見だ。
なお、この様子は7月16日深夜アニメ『強くてニューサーガ』で放送された。同アニメは、ABCテレビにて毎週水曜深夜2時15分より放送中! 『強くてニューサーガ』は、シリーズ累計100万部突破の小説(原作・阿部正行、原作イラスト・布施龍太)と、コミックスが原作。
