『相席食堂』享年63、離婚後にゴミ屋敷で1人…ABCお笑いグランプリ王者、かわいがってくれた相方の父の墓で夢語る「待っといてな」

相方の渡米で仕事が激減した“あの賞レース王者”が、バラエティ番組『相席食堂』(ABCテレビ)に登場。63歳でこの世を去った、相方の亡き父の墓参りをした。普段は超明るい賞レース王者が、寂しそうに墓を掃除し、タバコや酒などを供え、息子のようにかわいがってくれた故人に優しく語りかける姿に、目頭が熱くなる……。

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“あの賞レース王者”とは、お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスのこと。ウーマンラッシュアワーといえば、2011年に「ABCお笑い新人グランプリ(現・ABCお笑いグランプリ)」で最優秀新人賞に輝き、2013年に「THE MANZAI」で優勝してブレイク。しかし、2024年に村本大輔が渡米し、スタンダップコメディアンとして活動を始めたため、コンビでの活動は現在休止中だ。

そんな中川は、村本の地元・福井県大飯郡おおい町へ。かつてウーマンラッシュアワーは、家族ぐるみの付き合いがあった。そこで中川は、村本の母親と久しぶりに再会し、さらには「どうしても行きたい場所」へ向かった。

その場所とは、村本の父親の墓。村本父は20年前に離婚し、夢を追う息子(村本)とケンカが絶えなかった。しかし中川にとっては、自分と同じく酒と煙草が大好きで気が合う「粋なお父さん」。福井を訪れるたびに、本当の息子のようにかわいがってもらっていたため、中川は村本から、「親父のこと頼むな」と伝えられていた。

そんな村本父は、3年前に63歳で死去。彼の墓参りを中川がするのは、この日が初めてだ。墓地に到着した中川は、「実感が沸かないですね」「本当にお世話になったので、なんかちょっと切ないですよね」とポツリ。一発ギャグ「パラダイス!」を披露する、いつもの明るい姿とは打って変わって寂しそうだ。

晩年の村本父は1人暮らしで、中川は村本から「めっちゃ家が汚かった」「ほんまゴミ屋敷に近いねん」「片付けられへんねん」と聞かされていた。そのため中川は「せめてお墓だけでもキレイにしてあげたい」と決心。雑草を抜き、鳥のフンや砂埃で汚れた墓石に水をかけて手で洗い流し「気持ちええか~?」と呼びかけながら掃除していった。

墓がキレイになると、中川はタバコをふかし、墓花の隣に立てた。銘柄は、生前の村本父が愛煙していたパーラメントだ。さらに中川は、ワンカップ酒を2つ用意し、墓前に供えて献杯。「懐かしいわ~なんか。こうやって飲むん」と呟いた。

コンビでの活動をいつ再開できるかわからないが、それでも中川は「このお墓の前で漫才ができたら一番ええんかな」「それも供養になるかな」と夢見ている。墓前に手を合わせた中川は「(漫才を見せられる日が来るまで)寂しいかもしらへんけど、待っといてな」と、天国にいる村本父に語りかけるのだった。

VTRを見守っていた千鳥は「優しいなぁパラダイス」「良いとこあるじゃない」「パラの良い一面を見ているわ」と中川を称賛。中川と村本の絆にも目頭を熱くさせ「離れているけど村本のことを思っていないとできないからな」「ウーマンラッシュアワーのコンビに深みが見える」「こんないいVTRになるとはね」と、しんみりコメントした。なお、中川の意外な一面が明らかになった感動ロケVTRは、『相席食堂』6月24日放送回で公開された。

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