大阪・関西万博を訪れた外国人観光客が絶対にハズぜない“イチオシ”とは? 「何が一番楽しかった?」を聞いてみた

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開幕から2カ月で「大阪・関西万博」を訪れた外国人観光客は70万人以上とみられています。海外からやって来る人たちは、万博で何を楽しんでいるのか? それぞれのイチオシを徹底調査しました。

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ドイツからのカップルが「とても興味深かった」と教えてくれたのは、AI搭載 “5年後の未来モデルハウス”がある、飯田グループホールディングスと大阪公立大学の共同出展パビリオン。モデルハウスの入り口には「健康チェックをしてくれる、すごい鏡」があるそうですが…。

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鏡の前に立つと「おかえりなさいませ」と迎えてくれる“AIバトラー”が体温や体重、心拍数やストレス度合いなどをわずか約3分でチェック! アメリカから来た20代の女性は、仕事でAIに携わっていたそうですが「こんなに未来的なアプリケーションがあるなんて知らなかった」と興味津々です。

ほか、モデルハウスには自動で検便してくれるトイレや、足りない栄養を補うレシピを考えてくれるキッチンも。家全体で健康をサポートしてくれるそうです。

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【動画】滑らかな動きのAI搭載ロボット「ウォーカー」や、宇宙探査機「嫦娥6号」が採取した“月の土”の展示が話題の中国パビリオンも外国人に人気!

「大阪ヘルスケアパビリオン」には、おいしくて健康的な食べ物を販売するコーナーが。予約なしで入れるとあり、来場者に人気で、外国人の姿も多くみられます。

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オランダから来た2人組の男性が飲んでいるのは「宇治抹茶ラテ」。日本に来て3週間、「ほぼ毎日飲んでいる」ほど抹茶にハマっているという彼ら。牛乳の代わりに加えた植物性のミルク「オーツミルク」はオランダではおなじみだそうで、「抹茶の苦味とすごくマッチしてる」と大絶賛です。

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また、植物性のドリンクに、卵や牛乳不使用のソフトクリーム。そして、おからこんにゃくのお肉とアーモンドから作ったチーズを合わせた「メンチカツサンド」などヴィーガンメニューも販売されています。香港から来た女性は、植物性のチーズと気づかずにメンチカツサンドを購入したそうですが、「いつも食べてるチーズと変わらない」とヘルシーグルメを堪能していました。

さらに万博には、スタッフとして働く多くの外国人が。クウェートのパビリオンでガイドを務めていたのはエジプト出身のメンナさん。エジプトの大学で日本文学を学び、JICA(国際協力機構)に勤めていましたが、万博に携わりたいとの思いから、同じ中東にあるクウェートのパビリオンのスタッフ募集に手を挙げたそうです。

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この日のメンナさんの勤務は午後4時まで。この後、夜の万博を楽しむというメンナさんに記者が同行してみました。お隣のブラジルパビリオンの前にあるフードトラックで本格派のブラジルコーヒーを楽しんだ後、メンナさんが向かったのは、お気に入りというヨルダンパビリオン。

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展示室には、ヨルダン砂漠地帯の保護区「ワディ・ラム」の赤い砂が敷き詰められています。ワディ・ラムは数々の人気映画の撮影地としても知られる有名な砂漠。360度スクリーンに映し出される砂漠の映像に囲まれ、砂の上に腰を下ろしていると、まるで現地にいるかのような気分が味わえるのです。

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そんな異国体験を満喫した後は、ヨルダンパビリオンのスタッフとおしゃべり。こうしてさまざまな国のスタッフに出会い、交流するのも楽しみのひとつだそうです。

そして、外国人観光客から推す声が最も多かったのが、1周約2キロ、高さ約20メートルの「大屋根リング」。オランダから来た女性は「すべてのパビリオンが見える」とリングの上の散歩がお気に入り。アメリカからの観光客に、閉幕後はリングを解体することを伝えると「Keep the ring!」「とても残念!」と惜しむ声も上がっていました。

外国人観光客に聞いた“万博のイチオシ”は、6月12日(木)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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