京都市北区で着物をよみがえらせる金彩職人親子 アパレルの道へ進んだ娘が母とともに挑む技法の革新 伝統の継承と新たな表現の方法とは?

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京都市北区にある「金彩上田」は、着物を艶やかに彩る伝統工芸“金彩”の技法を活かした作品や商品を制作する工房です。金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さん親子が金彩の高度な技法を使ってアート作品からファッションアイテムまで、新たな金彩商品を作っています。

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金彩とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法で、古くから友禅に活用されてきました。友禅の世界では絵付けと金彩は分業が主流。しかし、「金彩上田」では絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行っています。

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母の京子さんは18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得。着物のリペア技術の高さにも定評があります。経年劣化による色褪せや箔の剥がれといった様々な状況にも経験と熟練の技で対応。金彩で着物の魅力をよみがえらせています。

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そんな母の背中を見て育った奈津子さんですが、もともと就職したのはアパレル会社でした。しかし、「時代に合わせた多様なデザインにも金彩を施せるのでは?」という京子さんの思いを知り、「新しいモノづくりができるならおもしろそう」と考えた奈津子さん。そこで、親子2人で工房「金彩上田」を立ち上げたのです。

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新しい金彩に挑む奈津子さん。そのひとつが、イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」とのコラボです。金彩を使ったイヤリングやシルクのスカーフはたちまち完売する人気商品になりました。

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「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい」と、様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。さらに、上田さん親子は金彩の美しさを未来につなげるため新作づくりに奮闘します!

LIFE~夢のカタチ~』は、6月14日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)

番組情報

LIFE~夢のカタチ~
毎週(土)午前11時

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