ちょっと悪そうな役が似合うイケおじ俳優がノリノリ登山!〜足腰の神様を祀る子ノ山(埼玉県)でビックリ顔を連発!
気軽に登れる山=低山には心動かされる様々な魅力がいっぱい。 渋〜い役どころを演じることの多いイケおじ俳優が今回挑んだ山は、埼玉県飯能市にある子ノ山(ねのやま)、標高640m。山頂には足腰の守護を祀った寺社があり、その名前にちなんで「子ノ権現(ねのごんげん)」とも呼ばれて親しまれている低山です。天気が良ければ東京スカイツリーまで見通せる眺望の良さも人気の秘密なのだそう。東京都内から鉄道とバスを乗り継いて登山口までは約1時間40分、やって来たのは俳優前川泰之さん。影のあるキャラクターやヒール役の演技にも定評があるイケおじ俳優。その役どころとは裏腹に、撮影を始めるとその人柄の良さが隠せない前川さん。イマイチな天気にもかかわらず和やかに山登りはスタート。

登山を始めてしばらくは急な山道をたどり、まずは標高490mの中腹にある竹寺を目指します。竹寺は東日本で唯一残った神仏習合のお寺。多くの宗教が寛容に溶け合って存在していて「神様と仏様を同時に祀る」ということも珍しくなかったかつての日本。明治に入って「神仏分離令」によって神道と仏教が明確に分けられるまでは、こうした神仏習合の神社・お寺が各地にあったのだとか。こちらの竹寺のご本尊は「牛頭天王」で、インド由来の神様の一人。お寺なのに仏様ではなく神様がご本尊なんですね。

その竹寺に向かう登山道の途中で、大きな青銅の鐘が下がった鐘楼を見つけた前川さん。なんと、これまで人生で一度も鐘を撞(つ)いたことがなかったんだとか。かつては、麓の村に時を告げていたこちらの鐘ですが、今では誰でも好きな時に撞いて良いとのこと。なので、前川さん鐘撞き初体験です。思った以上の大きな音に撞いた本人もびっくり!すかさず、本人以上に驚いたであろう音声スタッフを気遣う前川さん、ここでもいい人ぶりがにじみ出ています。


ようやく中腹の竹寺に到着、本殿に祀られている牛頭天王とその八人の王子に登山の無事を祈願します。実は今の東京の「八王子」の地名の由来もこの「八人の王子」だとされているそうです。竹寺の茶店で名物の「牛頭様だんご」とお抹茶をいただいて体力を回復したら頂上を目指して再び山道へ。

いよいよゴールが見えて来ました。足腰守護の「子ノ聖(ねのひじり)」を祀る寺社「子ノ権現」の境内に山頂はあります。こちらの境内には、祈願に訪れた人や願いが叶った人たちから奉納された沢山の履物が、いたるところに並べられています。そして目の前に現れたのは重さ2トンもある巨大な鉄の草鞋(わらじ)!

残念ながらこの日は東京スカイツリーを見ることはできませんでしたが、天気が良ければ広大な関東平野を一望できる絶景の山頂に到着!そしてお待ちかねの「頂きメシ」!今回用意して来たのは飯能市の新たな名物「すい〜とん」。この地方で昔から食べられている郷土料理「すいとん」の進化版で、埼玉B級ご当地グルメ王決定戦での優勝実績もあり!温かいものを食べたい、ということで飯能駅近くの「そば処せいたろう」でスープジャーに入れてもらいました。山頂の風に吹かれながら温かい「頂きメシ」は格別。登って来た甲斐がありましたね、前川さん!

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